ゲンドゥージは1ゴール1アシストが取り消しの珍事
2日に行われたセリエA第3節のナポリ対ラツィオは、2-1でアウェーのラツィオが勝利を収めた。鎌田大地がラツィオでの公式戦初ゴールを記録している。
開幕2連勝の王者ナポリと、開幕2連敗の昨季2位のラツィオの対戦は、序盤からナポリペースだった。しかし30分にラツィオが先制。フェリペ・アンデルソンがペナルティーエリア右の深い位置で折り返すと、ルイス・アルベルトがヒールで合わせた。
だが、すぐにナポリが反撃。ピオトル・ジエリンスキのゴールで同点とし、1-1で折り返す。
後半も主導権を握ったのはナポリだったが、ラツィオが勝ち越しに成功した。52分に大きなゴールを奪ったのは鎌田大地だ。敵陣右サイドの浅い位置でフェリペ・アンデルソンが倒れながらもすぐに起き上がって持ち出すと、中央にグラウンダーのパスを出す。これを中央のルイス・アルベルトがスルー。一つ後ろの鎌田がフリーとなり、左足のシュートをゴール右に決めた。
鎌田はその後、65分にラツィオの新戦力であるマッテオ・ゲンドゥージと交代。そのゲンドゥージはすぐにインパクトを残した。67分にマッティア・ザッカーニのゴールを演出するラストパスを出し、71分には自らゴールネットを揺らした。だが、いずれもオフサイドがあったため、得点は取り消しになってしまう。
運に味方されて1点差を維持するナポリは、残り時間で押し込んでいく。しかし、2022/23シーズンに鉄壁を誇ったラツィオ守備が隙を与えずに耐え抜き、逃げ切りに成功した。
ラツィオは苦しい展開だったものの、鎌田大地のゴールもあり、今季初勝利をもぎ取った。