ブレッシアのマリオ・バロテッリは、自身のSNSでファンとの交流を図った。その中での一部が所属クラブをも呆れさせている。『スカイ』などが伝えた。
イタリアでは新型コロナウイルス感染拡大で4月3日までセリエAを含むほぼ全てのイベントが中断された。その影響で今シーズンの日程を消化しきれない可能性が出てきており、昇格や降格はプレーオフ/プレーアウトで決めるかもしれない。
バロテッリは「みんな事態の深刻さを理解していない。しっかり家にいないといけない。カルチョが恋しいけど、家にいなきゃいけないんだ。スイス人は家にいろと言われればそうするけど、イタリア人は違う。そこが問題だ。もし君たちが外出するというなら、オレが行ってひっぱたくよ」と話した。
さらに同選手は、「(カンピオナートが)継続となるか分からない。個人的にはそうならないと思う。4月3日で再開とはならないんじゃないかな」とコメント。「オレとしては、優勝も降格もなしにすべきだ。セリエBの上位2チームを上げて、22チームで次のカンピオナートをする必要があると思う」と意見を述べた。
問題はこのあと。ユヴェントス対ラツィオでタイトルを懸けた試合があるかという話で「あり得るけど、彼らはそれをしない」とバロテッリは語った。ユヴェントス対インテルを含む第26節の一部の試合が先週末に行われたことについて、「彼らが首位に戻るのを待たなければいけなかったんだ」と発言している。
バロテッリは笑顔で語り、ジョークのつもりだったのかもしれない。しかし、ブレッシアはすぐに公式声明を出した。
「ブレッシアはマリオ・バロテッリの意見から公式に距離を置く」「完全に個人の見解であり、クラブに起因するものではないことと強調する」