『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は2日、ユヴェントスにおけるGKの起用法に疑問が生じていると伝えた。
ユヴェントスは1日のセリエAでGKヴォイチェフ・シュチェスニーを休ませ、ジャンルイジ・ブッフォンを起用した。しかし、41歳のベテランは失点に関与。味方のミスが絡んだシーンだったが、この失点がなければ勝ち点2を落とすこともなかっただけに、ティフォージの間でGKの起用法が議論になっているという。
実際、チャンピオンズリーグ出場クラブで過密日程が続いても、GKを変更しないチームが多い。イタリアでは、ナポリだけが2人のGKを試合によってかえているだけで、その他のクラブが守護神をかえる理由は負傷などがあった場合だけだ。
ユヴェントスはカンピオナート14試合のうち、ブッフォンが5試合に出場。残り9試合がシュチェスニーの担当となっている。ブッフォンの失点は5。シュチェスニーの失点は7。パオロ・マルディーニのセリエA最多出場記録を狙うのは構わないが…、という声が出ている。
『ガゼッタ』は他国の現状も指摘。バルセロナは14試合全てでテア・シュテーゲンがゴールを守り、アトレティコ・マドリーではオブラクが担当している。レアル・マドリーについては、アレオラに3試合の出番が与えられているが、こちらはクルトワのパフォーマンスも影響していた。リヴァプールはシーズン序盤でアリソンが負傷したため、アドリアンが出ていたにすぎない。
記事のコメント欄などをのぞくと、ユヴェントスのティフォージは、「ブッフォンに対する感謝が永遠」であるとしながらも「個人の目標のためにチームを危険にさらすのは…」という意見が多い模様。
インテルに首位の座を譲り、今シーズンはスクデット争いが厳しいものになるかもしれないユヴェントス。これからGK固定という考えが出てくるかもしれない。