元ユヴェントスのMFクラウディオ・マルキージオが3日、現役引退を表明した。『トゥットスポルト』などが伝えている。
33歳の元イタリア代表MFはアリアンツ・スタジアムで会見を開き、「ここに来てもらったのは、皆さんが想像しているとおりだ。現役引退を決めたよ。じっくり考えて決めたことだ。もちろん難しいことだったけどね」と切り出し、次のように続けている。
「僕はキャリアでたくさんの幸運に恵まれた。適切なタイミングで適切な場所にいることができた。監督からディレクター陣、チームメート、みんなの助けを受けた。たくさんの感情と忘れがたい瞬間をプレゼントしてもらった。僕は夢の中に生きたんだ」
「僕は練習からベストを出した。この夏は大変だったね。ピッチに戻ることを目指したけど、僕の身体は望むように反応しなかった。それでこの決断に至ったんだ。年齢は関係ない。この数カ月、ほかの大陸からも様々なオファーをもらった。でも、自分の中でかつてのクラウディオとは違うことが分かっていたんだ」
「ここに戻ってくるのは素晴らしいフィーリングだ。夢の中でたくさんの時間を過ごした。ここで仲間とたくさんの勝利を手にした。その感情はずっと心に残る。いつもそばにいてくれた家族、妻、子供たち、みんなに感謝している。僕はトリノで育った。トリノで世界を見て、トリノで好きなチームと夢を見た」
「家族からは、将来を不安に思わず、興味があることに向かって行けばいいと教わった。何をするかはまだ分からない。この数年間はカルチョ以外の活動もしてきた。何も除外はしない。指導者になるかは分からない。ひとまず家族との時間をとるよ」
