トゥドル監督は日程に不満「ミラン戦ではなくクレモネーゼ戦だったら…」
ユヴェントスは22日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3戦でレアル・マドリーと対戦する。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の予想スターティングメンバーなどを紹介する。
ユヴェントスの予想先発
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ユヴェントスはコモ戦のあとでシステムを3バックに戻す見込み。ピエール・カルルを右ウイングバックとして起用し、マヌエル・ロカテッリがスタメンから外れる可能性が高い。前線はドゥシャン・ブラホビッチが55%、ジョナサン・デイヴィッドが45%と予想された。
トゥドルは日程に苦言
ユヴェントスはセリエA第7節コモ戦を落として今季初黒星を喫した。第3節のインテル戦以降、白星から遠ざかっており、早急な立て直しが求められている。
イゴール・トゥドル監督は試合前日会見で、「私は自己批判的なタイプで、誰よりも厳しくやっている。だからこそ、こう言いたい。我々の相手がミランではなくクレモネーゼだったら、ヴェローナ戦で正当に得られるべきものを得られていたら、今日議論の的にされるユヴェントスは首位だったはずだ」と言い放った。
ユヴェントス指揮官の不満は、日程にある。「誰が作ったのか、どんなアルゴリズムなのかは知らない。だが、我々はインテル、ドルトムント、アタランタ、ビジャレアル、ミランと強敵が続き、今度はレアル・マドリーだ。いくら良いプレーをしても、相手のレベルがこう高く、休む時間がなければ、物事がうまくいかないこともある」と語り、「我々は優れたチームで、良い選手がそろっている。だが、ユヴェントスだから勝って当然というのは、少なくともいまの理屈では通用しない」と述べた。
レアル・マドリー戦を再出発の一歩目にできるか
『ガゼッタ』は、「今季9試合で1敗しかしていないチームを危機ということはできない。だが、3カ月の仕事を経て、まだ確固たる確信が見えていないことについては、危機と呼べるかもしれない」と記した。
同紙は、試合ごとにシステムや戦い方が変わっている現状を疑問視しており、「ミランも再編成をしているが、アッレグリはスタメンを明確にし、シンプルな戦術を固めた。それに比べるとユーヴェは見劣りする」と指摘。「補強ではミランがモドリッチやラビオといったキープレーヤーを補強したのに対し、ユヴェントスの新加入選手はまだ電池が入っていないおもちゃのように動きがない」と綴った。
その上で、「ユヴェントスに求められる“転機”はレアル・マドリーを打ち負かすことではなく、信頼できるベースを見つけ出すこと。それを基にして、これから数週間継続的に取り組んでいくこと」であり、「ベルナベウを悪い形で去れば、本当にタフな状況が待っている」とした。