ミランは焦らず交渉中
ユヴェントスのダミアン・コモリGMは、ドゥシャン・ブラホビッチ放出の意思があることを認めていたが、これは“悪手”だったのではないかと『イル・テンポ』が指摘している。
コモリGMは先日、ブラホビッチが今夏の放出候補であることを認めた。
「まだ正式なオファーや公式なアプローチはない。もしそれが届けば彼は移籍するし、届かなければ残る。我々の間では非常に明確な理解がある」
同紙は、「一見冷静な発言にみえるが、そうでもない。オウンゴールになり得る」とした。
ブラホビッチはユヴェントスとの契約が残り1年となっており、交渉が長期化すればするほど、ユヴェントスにとってはフリー移籍のリスクが高まる。
実際、ブラホビッチに対してはミランが関心を示しているが、余剰戦力のイスマエル・ベナセルに移籍金を加えた条件などで探りを入れている段階であり、本格的には動いていない。交渉のイニシアティブを握っているのは、ミランの側だと見る向きが強い。
ユヴェントスがブラホビッチ放出に動いていることは誰の目からみても明らかだったとしても、クラブが公に認めてしまったことで、交渉が難しくなった側面があるかもしれない。