ブラホビッチ2発、コンセイソンが決勝点、カルルも大活躍
ユヴェントスは2日、UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2節でライプツィヒと対戦し、敵地で3−2の勝利を収めた。ユヴェントスはPSV戦に続いて連勝を飾っている。
ユヴェントスのCL第2戦は、苦難の連続だった。立ち上がりにブレメルが負傷して7分にフェデリコ・ガッティを投入すると、12分にはニコ・ゴンサレスの負傷でフランシスコ・コンセイソンが入る。30分、ベンヤミン・シェシュコにカウンターから先制点を許して1点ビハインドで折り返した。
後半の立ち上がり、ユヴェントスはアンドレア・カンビアーゾのクロスにドゥシャン・ブラホビッチが飛び込んで同点に追いつくが、ここからさらにタフな展開になった。
59分、GKミケーレ・ディ・グレゴリオがペナルティーエリアから飛び出して相手の攻撃に対応。ロイス・オペンダにかわされたところで足と手を引っ込めてファウルを避けようとしたものの、VARで手に当たっていたことが確認されて守護神が退場になる。
ユヴェントスは前半、負傷で2回の交代を行っていたため、最後の交代でGKマッティア・ペリンと同時にドウグラス・ルイスも投入した。すると、直後のFKがそのドウグラス・ルイスを直撃。咄嗟に腕で身体を守ったためハンドを取られてライプツィヒにPKが与えられる。これをシェシュコに決められて、ユヴェントスは勝ち越しを許した上、数的不利で残り時間を戦うことになった。
それでも68分、ユヴェントスはブラホビッチのミドルシュートで再び同点に追いついて粘りを見せると、82分にはフランシスコ・コンセイソンがペナルティーエリア右で鋭いドリブル突破からゴールを奪い、見事逆転に成功した。
残り時間は一方的にライプツィヒが押し込んだものの、ユヴェントスはピエール・カルルを中心とした守備で耐え抜き、アウェーで価値ある勝ち点3を手にした。
試合後のコメント
チアゴ・モッタ(『PrimeVideo』)
「良い試合だった。前半はミスがあったが、後半は10人でも好パフォーマンスだった。選手たちが前に出てなんとかしてやろうという意思を持っていたから、1人少なくても後退する必要はないという感覚だった。最後までやりきってくれたね」
ドゥシャン・ブラホビッチ(『スカイ』)
「ゴールを決めたけど、大事なのは勝ったこと。チーム全員が全力を尽くし、最高のパフォーマンスを見せた。これからも続けていかないと。前半は少し自信が欠けていた。ハーフタイムにミステルと話して、後半は闘志に火がついたようだった。チーム全員を誇りに思うし、心から感謝している。ドイツまで応援にきてくれたティフォージにも感謝している」
フランシスコ・コンセイソン(『スカイ』)
「すごく大変な試合だったけど、価値ある勝利だね。僕たちはユヴェントスなんだ。スタッフ、チームメート、みんなに感謝したい。ミステルは自分の得意なことをするように言ってくれる。自由を与えてくれるよ。チームのみんなが良い感じで、僕もベストを尽くして貢献していきたい」