「いまは家族に全てを注ぐとき」
今月14日にユヴェントス退団が発表されたヴォイチェフ・シュチェスニーが、現役引退を発表した。27日に自身のインスタグラムを更新している。
34歳のシュチェスニーは、夏のメルカートでユヴェントスにミケーレ・ディ・グレゴリオが加入したこともあり、放出候補となっていた。しかし、噂されたサウジアラビアなどへの移籍は決まらず、ユヴェントスは年俸負担を抑えるために契約解除を選んだ。
そして、一部で報じられていたとおり、シュチェスニーはこのままグローブを脱ぐことを決断した。自身のSNSで次のように綴った。
「2006年6月に故郷のワルシャワを離れてアーセナルに加わり、サッカーで生きるという夢を追いかけた。その時は、これが一生続く旅の始まりになるとは思いもしなかった。世界で最も偉大なクラブでプレーし、自分の代表で84回もプレーできるなんてね。サッカーで生きるだけでなく、サッカーが自分の全てになるとは夢にも思わなかったよ」
「夢を叶えただけでなく、想像すらできなかった場所にまでたどり着いた。最高の選手たちと最高レベルでプレーしたけど、決して劣等感を感じることもなかった。生涯の友人をつくり、忘れられない思い出をつくり、僕の人生に大きな影響を与えた人々と出会った。僕が持っている全てのものは、この素晴らしいサッカーのおかげだね」
「僕は自分の全てを捧げた。18年間、毎日、サッカーに全力を注いだ。いま僕の身体まだ挑戦できると感じているけど、心はもうそこにない。今は、家族、素晴らしい妻マリーナと、2人の素敵なこども、リアムとノエリアに全てを注ぐ時だと感じている」
「だから、サッカー選手としてのキャリアを終えることにした」
シュチェスニーは2017年にアーセナルから加入し、ユヴェントスで公式戦252試合に出場。スクデット3回、コッパ・イタリア3回、スーペルコッパ・イタリアーナ2回の計8つのタイトルを獲得している。