カンビアーゾの初ゴールがチームを救う
28日に行われたセリエA第10節のユヴェントス対エラス・ヴェローナは、1-0でホームのユヴェントスが勝利を収めた。
モイズ・ケーンの2ゴールは幻に
前節ミラン戦に勝利したユヴェントスは、そこから先発を1人だけ入れ替えてヴェローナと対戦し、立ち上がりから主導権を握った。
存在感を見せたのはモイズ・ケーン。13分に躍動感のあるドリブルから右足のミドルシュートでゴールネットを揺らす。しかし、かなり際どいところでオフサイドが確認されて取り消しになってしまう。
53分にはケーンがクロスボールに合わせてゴールネットを揺らしたが、今度はその前のプレーでファウルがあったということで今回も取り消し。4月1日のヴェローナ戦以来の得点はまたしても幻となった。
その後もユヴェントスは攻撃を続けてヴェローナゴールに迫っていくが、この日は運もなく、均衡が破れない。
それでも後半アディショナルタイム、フェデリコ・ガッティが右から入れたクロスをアルカディウシュ・ミリクがヘディングで合わせると、ポストに当たってゴール前で混戦となったところでアンドレア・カンビアーゾが押し込んで劇的ゴール。この試合30本目のシュートでようやくこじ開けて、勝ち点3をもぎ取った。
1183日ぶりの首位
カンビアーゾのユヴェントス初ゴールで勝利したことで、ユヴェントスは暫定で首位に浮上。翌日にはインテルとミランに抜き返される可能性はあるが、ユヴェントスにとっては124試合ぶり・1183日ぶりにセリエA首位に立っている。
なお、『Opta』によると、マッシミリアーノ・アッレグリ監督体制で100回目のクリーンシート達成。ユヴェントスでこの記録に達したのはジョヴァンニ・トラパットーニ(150試合)以来とのことだ。
ユヴェントス対エラス・ヴェローナ:ハイライト動画
試合後のコメント
マッシミリアーノ・アッレグリ
「(ケーンの交代について)彼は良い試合をして実質2点決めた。交代は彼にふさわしくなかっただろう。ただ、今日は彼の日ではなかった。警告も受けていたし、代えた方が良かった」
アンドレア・カンビアーゾ
「(初ゴールは)もちろんうれしい。でも、この2カ月で分かったことが一つあるんだ。それは向上するしかないってことだね」