復帰まで20日程度か
ユヴェントスのポール・ポグバは、このままシーズンを終える可能性もある。本人にとってもクラブにとっても、ショッキングな出来事だ。
ポグバは14日のクレモネーゼ戦で今季初先発を飾ったが、前半途中に負傷。涙を流して退いた。
翌15日に検査を受けたところ、左もも(大腿直筋)に軽度の損傷が確認されたとのこと。20日程度で復帰可能と報じられており、大きな問題ではないが、このままシーズンを終えることになるかもしれない。
フリートランスファーでユヴェントスに復帰。10番を着て主役に戻るはずだったポグバだが、この1年は散々。夏のプレシーズン中に半月板を損傷して手術を受け、カタールワールドカップも棒に振った。半月板のケガが癒えたあとは内転筋のトラブルで離脱。ようやく完治して先発できるまでになったところで、今回のケガだ。
ポグバの1分あたりの給料
ポグバにとってつらいシーズンだったことは明らかだが、ユヴェントスにとっても大きなダメージである。ポグバの今季の出場は以下のとおり。
大会 | 出場数(先発) | 出場時間 |
---|---|---|
セリエA | 6(1) | 108分 |
ヨーロッパリーグ | 3 | 42分 |
コッパ・イタリア | 1 | 11分 |
ポグバが今季、ユヴェントスの選手として公式戦のピッチに立った時間は161分。年俸はチーム最高額の税込み1048万ユーロ(手取り800万ユーロ)で、ボーナス200万ユーロという条件だ。
つまり、出場1分間あたりに対してユヴェントスが支払っている給料負担はおよそ6万5000ユーロということになる。日本円にしておよそ分給962万円。時給に換算すると、約5億7720万円となる。
誰かが望んでそうなったわけではないとしても、あまりにも痛い出費だ。