ミラノダービーは「気に入らなかった」
元イタリア代表主将で、現在は指導者となったファビオ・カンナヴァーロは、2月5日に行われたミラノダービーをよく思わなかったようだ。
首位インテルと2位ミランのダービーは、前者が前半に先制するも、後者が後半に逆転。2-1で勝利したミランが、消化が1試合多いながら、インテルとの差を1ポイントに縮めた。
カンナヴァーロは6日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で、「試合として全く気に入らなかった」と話している。
「インテルがコントロールしたが、良いプレーではなかったし、それから少しリラックス。ミランが(オリヴィエ・)ジルーのようなカンピオーネの2発でひっくり返した。だが、両軍とも気に入らなかった」
夢を追えるナポリ
ナポリ出身でOBのカンナヴァーロは、ルチアーノ・スパレッティ監督が率いる古巣に優勝のチャンスはあるとみているようだ。
「私がスパレッティなら、チームを鼓舞するためにミラノダービーを見せる。違いはそう大きくなく、夢を追うことはできると分からせるためにね」
6日のヴェネツィア戦で勝つことが大事と話したカンナヴァーロ。そしてチームは2-0で勝利し、ミランと勝ち点で並んだ。未消化試合があるとはいえ、インテルには重圧だ。
イタリアダービーが鍵?
だが、カンナヴァーロは、ダービーでの黒星にインテルが影響されることはないと予想した。
「ソリッドなチームで、以前よりファンタジーのあるプレーをする。シモーネ・インザーギはより技術のある選手たちに自由に生み出させており、それが自信となった。勝つことに慣れており、チャンピオンズリーグでの歩みもチームの自信になった」
し烈な優勝争いで鍵を握るのは、ドゥシャン・ブラホビッチを獲得して勢いづくユヴェントスという。
「ユヴェントスはスクデットの審判になり得る。ナポリとミランは後半戦ですでに対戦し、引き分けた。インテルは4月にトリノで戦わなければいけない。より強くなり、チャンピオンズリーグ出場を目指して何も譲ることのないユヴェントスとね」
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