インテルのFWイバン・ペリシッチは、残留に向かっているようだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は23日、バイエルン・ミュンヘンから戻ってきた同選手の現在地について記した。
ペリシッチは昨シーズン、バイエルンにレンタルで加わり、チャンピオンズリーグ優勝を経験した。しかし、バイエルンは完全移籍オプションを行使せず、インテル復帰が決まっている。
余剰人員が多いインテル。当初はペリシッチの売却を重視していたものとみられるが、最近は放出の噂が消えた。
ペリシッチは22日、クラブ公式チャンネルで「準備はできている。今年大きなことができると願っているゆお。僕もチームもね。ポジティブな1年間を期待している。昨シーズンは友達のほとんどの試合を観たんだ」と述べ、インテルの試合を欠かさずチェックしていたことも明かした。
『ガゼッタ』はペリシッチが発した「友達」というフレーズが「偶然ではない」と指摘。強い個性を持ち謎めいたところがないペリシッチの性格は、インテルとの再結合に役立ったとみている。バイエルンでの成功を繰り返すことは難しいとしても、チームの全員にトロフィーを掲げる願望があるということは大きいとした。
さらに同紙は、ペリシッチが戦力面でもインテルのプラスになると指摘。経験、クオリティ、メンタリティといったものが今のインテルに役立つと分析する。
そして、コンテ監督が攻撃のアクションを5人で終えることを好むと『ガゼッタ』。前線のルカクとラウタロに加えて、両ウイング、さらに中盤の1人が絡む形だ。これを形成する上でペリシッチは有用で、このように破壊力のある攻撃陣を持つチームはなかなかないと指摘した。
1年前にコンテ監督が手放したペリシッチ。再びインテルで輝くことになるのだろうか。