インテルは25日、アントニオ・コンテ監督の続投を発表した。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は新シーズンの中心選手に触れている。
コンテ監督は25日に首脳陣と会談を行った。約3時間のミーティングで出た結論は継続。指揮官のほか、ジュゼッペ・マロッタやピエロ・アウジリオといった幹部もクラブにとどまることが決まっている。
インテルがコンテ監督続投を発表すると、『ガゼッタ』ウェブ版はすぐに一つの記事をアップ。「コンテのインテルは3つの確実性からリスタート。それはバストーニ、バレッラ、ルカクだ」と題した記事を掲載した。
アレッサンドロ・バストーニは2019/20シーズン、コンテ監督の下でブレークした若手。1年前に獲得したディエゴ・ゴディンがイタリア適応に時間がかかったこともあって出番を増やして信頼をつかむと、シーズン終盤は不振のミラン・シュクリニアルからポジションを奪う形で定位置をつかんだ。選手本人も、インテル1年目でこれほどの出番が得られるとは思っていなかったと語ったほど。今後のさらなる飛躍が期待されている。
コンテ監督の影響が大きかったのは、ニコロ・バレッラも同じだと『ガゼッタ』は記した。負傷もあって簡単ではないシーズンを過ごしたバレッラだが、時間の経過とともにフィット。カンピオナートを終えたあとのヨーロッパリーグでは圧倒的な存在感を見せ、インテルに不可欠な選手であることを示した。
最後に、当然ロメル・ルカクの名前を挙げた。2人の関係は揺るぎないもので、ヨーロッパリーグ決勝の不運なエピソードはもちろん関係ないと『ガゼッタ』。情熱的で強烈な関係、お互いに対するリスペクトがあり、コンテ監督はルカクをリーダーと考えている。
『ガゼッタ』は「インテルはルカクでリスタート。さらに、バストーニとバレッラも加わる。コンテが3つの賭けに勝った。3選手はこれからもインテルの主役であることを運命づけられている」とした。