インテルのアントニオ・コンテ監督が20日、ヨーロッパリーグ決勝セビージャ戦の前日会見でコメントを残した。『FcInterNews』が伝えている。
「私は選手として多くの決勝を経験した。その中で勝つこともあったが、負けもたくさんある。そこで私が気づいたのは、人々の記憶に残るのは勝ったときだけだということだ」
「私はチャンピオンズリーグで優勝した。だが、3回負けている。ただ歴史には勝者として残るんだ。そういうことだよ」
「熱意を持ってヨーロッパリーグに臨まなければいけない。それは将来、選手たちの経験として役立つ。10年ぶりに決勝に達したことは誇るべきことだ。ただ、歴史に残るのは勝者だね。残念ではあるが、とにかくベストを尽くすだけだ」
――あなたは1年目に常に何かを手にしてきた。インテル監督就任初日に1%でも勝つという認識を植えつけたいと言っていたが、最後まで到達できると感じたのはいつ頃か。
「受け入れたときに、私は何かを勝つという可能性を感じたかった。一緒に仕事をしていく中で、この認識が日々成長していくのを感じたよ。私は強い気持ちと自己犠牲の気持ちを持った素晴らしいチームに出会った。すべての大会で競争力を示せたね。日々の仕事でアイディアは根付き、周囲の認識も高まった。それがより勇敢にさせて、大きなものを手にするチャンスも得た。ただ、我々は難しい相手にして、それにふさわしいことを示さなければいけない。それでも、我々は自分たち、ティフォージ、そしてクラブに大きな喜びをもたらすためにここにいる」
――インテルでの最後の指揮になる可能性は?
「今はヨーロッパリーグ決勝の記者会見を2人の偉大な選手とこなすことしか考えていない。明日は決勝だ。この瞬間を生きている。後悔のないよう、360度を見渡して過ごさなければいけないね」