インテルは9日、セリエA第31節でエラス・ヴェローナと対戦し、敵地で2-2と引き分けた。試合翌日、各メディアが選手採点を掲載している。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、インテル移籍の噂があるヴェローナDFマラシュ・クンブラとヴェローナに先制点を献上する形となったインテルDFミラン・シュクリニアルを見出しにして「クンブラが試験をパス。シュクリニアルは惨事」とした。
同紙と『コッリエレ・デッロ・スポルト』は、シュクリニアルをワーストに選出。『トゥット』でも最低評価だった。やはり、ラゾビッチに許した先制弾の責任が問われている。
同点弾を記録したアントニオ・カンドレーヴァは、『ガゼッタ』がベストプレーヤーに選出するなど、そろって高評価。ただし、『コッリエレ』と『トゥット』は、アレクシス・サンチェスのパフォーマンスによりフォーカスしている。『トゥット』は「インテルのベストプレーヤー。良いプレーだった」としている。
評価が分かれたのは、マルセロ・ブロゾビッチ。『ガゼッタ』は「5」で下から2番目の評価。「ベローゾによって光を奪われた」としている。一方で『トゥット』は上から2番目となる「6.5」の評価。こちらは前半のできに好印象だったようで、「チームを試合の軌道に戻した」と寸評に記した。
いずれにしても、各紙ともインテルに対する評価は低く、『ガゼッタ』はチーム全体のパフォーマンスを「5.5」と採点。「前半はシーズン最低クラス。立ち上がりの姿勢は弁明不可。終盤はあまりにソフト。また追いつかれた」と厳しい評価を下した。