元インテルのアルバロ・レコバが、『Marca』のインタビューに答えた。その中で私生活やインテル時代についても語っている。『FcInterNews』が伝えた。
「僕はいたって普通」
「僕は普通の人間だと思う。カルチャトーレであること以外、ほかの人より自分が優れいてるなんて感じたことはないんだ」
「僕はたぶん周囲が無意味と思うことに価値を感じ、みんなが大事だと思うことをそうじゃないと思ってきた。だから、自分は冷静なタイプだと思っている。長期的なプランをたてずに毎日を過ごしているよ。それで幸せなんだ。謙虚で他人への敬意を忘れずにいて、それを自分の子供たちにも伝える。小さなハッピーを大事にする、それ以外には特にない、シンプルな人間だよ」
「カルチョの弱点は…」
「僕がイタリアにいたときは、セリエAが世界で一番美しいカンピオナートだった時代だ。それからカルチョは変わり、イタリアは最高クラスの選手にとって魅力的なところではなくなった。クオリティが低かったのか、ほかのリーグがより競争力を持ったのか。どうしてかは分からない。いずれにしても、イタリアは今もトップだと信じ、違いを生む詳しい要因をチェックしなかった」
「スペインでは、どのクラブにも素晴らしいスタジアムがある。イタリアは少し後れているね。そういったところで最高クラスの選手が集まってこないんじゃないかな。クリスティアーノ・ロナウドは除いてだけど、トッティやデル・ピエロは引退して、こういったレベルのクオリティを持った新しい選手を手にするのが難しくなっている。ロナウド、シェフチェンコ、ジダン、そのほかの選手もイタリアに集まってきたものだけど、今はリーガやプレミアだね。イタリアのカルチョの弱点は、変えるべきときに気づけずにいたことだ」
「ファンと自宅でバーベキュー」
レコバはインテル時代、ミラノではなく、より静かなコモに住んでいた。当時、ウルグアイ人のティフィージを家に入れたというエピソードがある。
「本当だよ。ナシオナルのティフォーゾの建築学部の学生グループだった。彼らがイタリアに来たときに、『レコバの住んでるところへ行こう』となったらしくてね。それから、僕のうちのチャイムが鳴ったんだ。僕の反応は普通さ。家に招き入れて一緒にバーベキューをした。10人から12人だったかな。その後も何人かとは連絡を取り続けているよ。サインを拒否したことはないね。僕たちが有名なのは、みんなの愛情があってこそだ。全ての“ファン”に大きなリスペクトを持っている。僕はいつもリスペクトを大事にしているからね」