インテルは6日、敵地でセリエA第18節のナポリ戦を戦う。アントニオ・コンテ監督が試合前日会見に臨んだ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
クリスマス休暇を終えて再開するカンピオナート。指揮官は「選手たちは良い状態で戻ってきた。休みをとったが、ちゃんと意欲を持っている」と語り、前半戦の勢いを維持できると期待している。
ナポリについては「厳しい試合を予想している」とコンテ監督。「ナポリのクオリティはみんなが知ることだし、今はガットゥーゾがいる。注意深くいかなければいけない」と述べた。
今シーズン途中からナポリを指揮するジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、インテルにおけるコンテ監督のようにチームに闘志を植えつけたいと話していた。インテル指揮官は、敵将を警戒している。
「リーノはカルチョに対する強烈な情熱を持っている。私同様に彼は成り上がったタイプだ。彼は国外やレーガ・プロで困難に直面してきており、私はとてもリスペクトしている。みんながそうするわけじゃないからね。多くの人は苦労することなく、すぐにセリエAでやる機会を得たりするものだが、彼は自らの手でその機会をつくり出した」
「ナポリから声が掛かったのは、ミランでの仕事が評価されたからだ。彼がミランでやったことは少し過小評価されている。今シーズンのミランの成績を見れば、彼の仕事がいかに優れていたかが分かるだろう」
「彼の幸運を願っているよ。我々との試合を終えたあとでね(笑)」
インテルはユヴェントスと同じ勝ち点42で年越しとなった。もちろん、スクデットへの期待は高まっている。
「我々は自分たちのことを考えなければいけない。それは順位やライバルのことではない。優勝と口にするのは簡単だ。だが、そのためには巨大な努力が必要になる。パーセンテージで語ることはできない。レンガを積み重ねていくしかない。これまでのアドバンテージがあるチームと互角に戦うためには時間が必要だ。そのギャップを縮めたいという意欲がある。残念だが、その差はこの数年で大きなものとなった。やるべきことはたくさんある。熱意は十分だ。ただ、誰もプレゼントはしてくれないものだね」
バルセロナのMFアルトゥーロ・ビダルについて問われると、コンテ監督はこう答えた。
「ほかのクラブでプレーする選手については話したくない。それがリスペクトだと思う。6カ月を戦って、我々はみんなでメルカートについて話し合った。クラブは状況を把握している。決断するのはクラブで、クラブのために最良の選択をするだろう」