“本調子”を取り戻すインテルの主力MF
インテルは12日、セリエA第32節でコモと対戦し、敵地で4−3の勝利を収めた。2位ナポリが同日の試合でパルマと引き分けたため、首位インテルのリードは9ポイントに広がった。
この一戦ではドッピエッタのデンゼル・ドゥンフリースやマルクス・テュラムの活躍が目立ったが、各メディアはニコロ・バレッラに対しても高い評価を与えている。
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今季のパフォーマンスが批判の対象になることも少なくないバレッラだが、この日は欠場したラウタロ・マルティネスに代わってキャプテンマークを巻いてピッチに立ち、存在感を示した。
特に後半の得点シーンでは、ニコ・パスのノールックスルーパスを阻止した直後のカウンターから、バレッラがスペースへノールック気味に浮き球のパスを供給。これが同点弾の起点となった。相手DFが先に触ったため、スタッツ上のアシストとしてカウントされていないが、チームを牽引する決定的な仕事であったことは疑いようがない。
バレッラのパスからテュラムが同点弾
この活躍には主要紙の評価も一様に高い。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は7の採点で「決定的な仕事」と評価。テュラムのゴール以外の局面でもプレーの正確さが際立っていたと記した。
『コッリエレ・デッロ・スポルト』も同じく7を付け、『トゥットスポルト』に至っては7.5の高評価。こちらは「インテルのエンジン。チームが困難なときも常に力を発揮して導いた」と称えた。
交代時のアクションには批判も
ただし、78分にヘンリク・ムヒタリャンと交代した際の行動には賛否が巻き起こっている。
敵地シニガリアのスタンドから激しいブーイングを浴びたバレッラは、第4審判から速やかな退場を促されながらも、ゆっくりと歩き、笑顔で手を振る仕草を見せた。インテルが4点目を決めた直後ということもあり、指で「4」を示すような動作がコモのティフォージに対する挑発行為と捉えられたためだ。
『トゥットスポルト』はSNS上の反応を引用し、「審判の目の前での行為でありながら警告すら受けなかった」という批判の声があることを報じている。
一致団結でスクデットへまい進
フェアプレーの模範を示せたかは分からないが、それでも、試合後の光景はインテルの強固な結束を物語っていた。
バレッラからハカン・チャルハノールに渡ったキャプテンマークは、試合後のピッチでラウタロ・マルティネスに渡った。
ケガで欠場したエースがチームメートを称える中で、チャルハノールがリスペクトを込めて本来あるべき場所へとキャプテンマークを戻した行為は、セリエA公式SNSでも取り上げられている。

