2点ビハインドからの逆転勝利
インテルは12日、セリエA第32節でコモと対戦し、敵地で4-3の勝利を収めた。
前半はラウタロ・マルティネスを欠くインテルが精彩を欠き、コモが主導権を握る展開。36分にニコ・パスの突破からアレックス・バジェが決めて先制すると、45分にはGKのロングフィードで抜け出したニコ・パスが自ら決めて、2点差とした。
しかし、インテルは前半アディショナルタイムから反撃。ニコロ・バレッラのクロスにマルクス・テュラムが足裏で合わせて1点差として折り返すことに成功すると、後半立ち上がりにもテュラムが決めて同点とした。
後半は良い入りをしたインテルは、58分に逆転する。ハカン・チャルハノールのFKにファーサイドのデンゼル・ドゥンフリースが頭で合わせた。さらに72分にはリードを広げる。敵陣浅い位置からFKを得ると、チャルハノールが高いボールをエリア深くに供給。マヌエル・アカンジが競り勝ってマイナスに落とすと、ここに走り込んだドゥンフリースが決め、狙い通りの形で追加点を奪った。
87分、ボニーのファウルで与えたPKを決められてコモに再び1点差に詰め寄られ、終盤は冷や汗をかいたインテルだったが、なんとかしのぎきって4−3で勝利。難敵を下し、2位ナポリとの勝ち点差を9に広げた。
インテルの主な採点
マルクス・テュラム
FcInterNews:8 – ラインを高く設定するコモの守備陣に対し、執拗に裏へのスプリントを繰り返してプレッシャーを与え続けた。前半終了間際、ファン・デル・ブレンプトの前に割って入り、反撃の狼煙となる2-1のゴールを奪ったのが最初の重要な仕事。さらに後半開始早々、ケンプフのミスを逃さず、技ありのロブショットでビュテズを破り、2-2とする2点目を決めた。
スポルトメディアセット:7.5 – 序盤から裏のスペースを狙っていたが、最初のうちはコントロールの精度を欠いていた。一時消える時間帯もあったが、前半の終了のゴングが鳴る直前、値千金のゴールで再び姿を現した。後半にはケンプフからの「プレゼント」をありがたく受け取り、同点弾をマーク。
デンゼル・ドゥンフリース
FcInterNews:8 – 絶体絶命と思われたドゥヴィカスの決定機を、タイムリーかつ執念のスライディングで阻止。守備でメッセージを送った後、反撃の起点となるプレーを見せ、さらにはファーポストへの完璧な飛び出しからヘディングで逆転弾を決めた。これだけで終わらず、ダメ押しの4点目まで決めて勝ち点3を確実なものにした。最も重要な局面で決定的な仕事をしてみせた。
スポルトメディアセット:7.5 – 必要に迫られ、本物の「DF」として振る舞った。前半30分過ぎに見せた2つの決定的な守備対応が光る。後半途中で交代かと思われたがピッチに残り、ヘディングで3-2の逆転弾を奪取。さらに恐怖を振り払う4-2のゴールを叩き込み、勝利を決定づけた。
ニコロ・バレッラ
FcInterNews:7 – 前半の45分間はボールを持っても余裕がなかったが、走り続けたご褒美としてドゥンフリースから縦パスを受ける。これを「金」へと変える絶妙なクロスを送り、テュラムのゴールをアシストした。後半開始直後にも、パス一本でケンプフをパニックに陥れるなど、インスピレーションに満ちたプレーを継続した。
スポルトメディアセット:7 – ローマ戦の勢いそのままに、高いモチベーションと閃きを持って試合に入った。大声で叫び、身振り手振りで監督に修正を求める姿が目立つ。チームの恐怖心を最初に払拭したのは、彼が発明した2-1の場面のアシストだった。
アレッサンドロ・バストーニ
FcInterNews:5 – 地元のファンからのブーイングが少なかったのは、単に彼の出場時間が前半のみだったからだ。左サイドの「第2のレジスタ」としての役割は果たせず、守備面でもディマルコとの連係が機能しなかった。
スポルトメディアセット:5.5 – 彼のサイドに流れてくる相手のスピードに苦戦を強いられた。ただ、チームメートからのサポートが少なすぎた面もある。
フランチェスコ・ピオ・エスポジト
FcInterNews:5 – 彼がラウタロではないことは、こうしたシニガリアでの一戦で顕著に表れる。カピターノとの酷な比較を抜きにしても、相手CBの包囲網に沈み、ポストプレーで貢献することに苦心した。
スポルトメディアセット:5 – 右へ左へ、そして中央へとピッチを駆け回ったが、ボールが入る機会はほとんどなかった。相手CB二人に封じ込められ、散々な夜となった。
フェデリコ・ディマルコ
FcInterNews:5 – セルジ・ロベルトに低い位置へ押し込められた。たまにサイドを駆け上がっても、彼らしからぬ技術的ミスを連発。ディアオに狙い撃ちされると苦しくなり、先制点の場面でも彼のエリアを突破された。
スポルトメディアセット:5 – トラップやパスの供給といった、普段ならありえないミスを犯した。コンディションが理想から程遠い状態にある。
クリスティアン・キヴ監督
FcInterNews:6.5 – ガスぺリーニとは違い、ファブレガスは過ちから学んでいた。パルマでのナポリの結果とは無関係に、コモは優れた戦術プランで2点のリードを奪った。しかし、インテルの前後半の境目での猛攻に屈した形。組織的な「戦術」よりも個の「プレー」が上回った試合であり、キヴ監督は戦前から分かっていたテュラムとドゥンフリースの個の能力というアドバンテージに救われた。
スポルトメディアセット:6 – チームをどのように立て直すべきか理解するまでに、かなりの時間を要してしまった。

