ピオ・エスポジトのPK一番手は「間違いだった」? モラッティ元会長らが批判

20歳の“新人”には過剰なプレッシャーだったのか

イタリア代表は3月31日、2026FIFAワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ決勝でボスニア・ヘルツェゴビナ代表にPK戦の末に屈し、3大会連続で本大会行きを逃した。

選手、監督、イタリアサッカー連盟と、さまざまなところに対する批判の声が出ているが、少なくともPK戦に勝っていれば、いまごろ祝福の声があふれていたはずだ。

そのPK戦では、1人目のフランチェスコ・ピオ・エスポジトと3人目のブライアン・クリスタンテが失敗し、ボスニア・ヘルツェゴビナは4人全員が成功した。

モラッティ氏が指摘するの重圧

このキッカー選びについて、インテル元会長のマッシモ・モラッティ氏が、『ナポリ・ネットワーク』のインタビューで苦言を呈した。

「勇気はあったが、結果として1人目をピオにしたのは間違いだった」

モラッティ氏はそう語り、若き才能にかかった負荷を懸念している。

「彼は優秀で期待を集めている。だが、あの瞬間に対処するのは大変だったはずだ。超の付く偉大なカンピオーネたちと彼を比較し続けるのも大きな過ちだ」

政界からも上がる疑問の声

また、インテリスタとして知られる有名政治家のイニャツィオ・ラ・ルッサ上院議長は、自身のSNSで同様の意見を記した。

「我々はW杯に行けない。応援し、希望を抱き、審判の判定に毒づいた。そして信じられないことに、最年少の選手に最初のPKを蹴らせたことに驚愕した」

ラ・ルッサ氏は、現場の判断についても言及している。

「これを決めたのはガットゥーゾなのか、それとも傲慢なボヌッチなのか……? しかし、よくよく考え直してみれば、我々は心のどこかでこれを恐れていた。というか、分かっていたのだ。今さら自分たちの考えを蒸し返すのは、不寛容というよりも無意味なことだろう。だが、物事には限度というものがある」

イタリアサッカー界に重い失望が広がる中、若手抜擢の是非を巡る議論はしばらく収まりそうにない。

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