インテル、ミラン、ユヴェントスの個を酷評するディ・カーニオ 槍玉に挙がったのは…

終盤戦で脅威となるのはコンテの手腕

元イタリア代表のパオロ・ディ・カーニオが、『スカイ』の番組でセリエA第30節を振り返り、上位勢の現状を分析。特に主力選手たちのパフォーマンスに対し、一切の妥協を許さない姿勢で持論を展開した。

インテル:精彩を欠いてドロー テュラムとバレッラを酷評

インテルはフィオレンティーナと引き分け、3試合勝利なしに終わった。

ディ・カーニオは、チームの不振と、個人に対する不満をあらわにした。

「今のインテルは主力メンバーが困難に直面している。マルクス・テュラムはただ歩いているような状態で、なぜあんなに空っぽになってしまったのか理解に苦しむ」

さらに、中盤の要であるニコロ・バレッラが犯したミスを「致命的」と断じた。

「残り8試合という局面であそこはクリアして終わらせるべき場面だ。極めて重大なミスだろう。それは状況を理解していないということだ。私なら外へ蹴り出して終わりにする。練習試合のように安易なパスを出していい場面ではない。能力を誇示したいのだろうが、結局何も生み出せていない。そんなプレーをしたいのなら、イニエスタレベルである必要がある」

バレッラが痛恨のミス

セリエA公式YouTube

ミラン:アッレグリの手腕とレオンへの懐疑

ディ・カーニオは2位につけるミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督を称えた。

「ミランはよくやっている。アッレグリが常に背後の順位を気にしろと言うのは、最低限の4位以内を確保するという挑戦を受け入れているからで、正しい判断だ。マックスの性格を考えれば、そこを固めた上でインテルの状況次第でより高みを目指すはずだ」

一方で、エースのラファエル・レオンに対しては極めて批判的な言葉を並べた。

「トップレベルのサッカーにおいて、『ああ、でも彼がこうしてくれれば』と常に言われ続けるような選手を抱えているチームなど他にない。彼に関しては常に5、6個の『でも』がついて回る。レオンに年俸800万ユーロの価値があるかと言われれば、私には分からない」

ディ・カーニオは、レオンのピッチ外の姿勢や成長の鈍化についても触れている。

「彼はカルチョよりもファッションショーや音楽のことを考えているように見える。22歳の時の方が強かったのであれば、それは選手としての価値が落ちているということだ。彼がいない方がミランはより堅実なチームになっている」

ユヴェントス:デイヴィッドとオペンダは不合格

ユヴェントスでは、冬の新戦力であるジェレミー・ボガが好調で、サッスオーロ戦では最前線に抜てきされた。ジョナサン・デイヴィッドとロイス・オペンダはベンチに留まった。

「監督が彼らを冷遇しているのは妥当な判断だろう。デイヴィッドとオペンダに対する評価は、もはや最終的なもの、つまり不合格と言える。プロジェクトに彼らの居場所はない」

さらに、フランシスコ・コンセイソンについても厳しい意見を述べた。

「コンセイソンは期待感があるが、結局パスの場面などで消えてしまう。選択の知識が欠けている。マイケル・オリーセのようにすべてのプレーを決定的なものに変えられるかどうかは、個人のチョイスとセンスにかかっている。私の意見では、現時点で彼はユヴェントスを勝利に導く存在にはなれない。必要なのはユルディズのように炎を燃やす選手だ」

「現時点での私の見解では、彼はユヴェントスを勝利に導くような決定的な存在にはなれない。ユヴェントスが成長したいなら、そのポジションには新たな戦力を補強し、彼は控えに回すべきだ。プロとしてベンチから出ても裏切らない姿勢は持っているが、必要なのはユルディズのように炎を燃やす選手だ」

ナポリ:コンテという「勝負師」の影

ディ・カーニオは、インテルと勝ち点7差のナポリについても言及。アントニオ・コンテ監督の手腕がこの終盤戦で違いを生み出す可能性があると述べた。

「コンテには選手を説き伏せる力がある。『ここでミランに勝って、スクデットを獲得するようなことがあれば、おまえたちはヒーローになるぞ』と鼓舞するだろう。ほかの監督がただ状況を管理しようとしている中で、彼は勝負どころを見極める力を持っている」

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