パブロビッチがスーパーゴール フォファナ、アテカメら伏兵が躍動
ミランは21日に行われたセリエA第30節でトリノと対戦し、3−2の勝利を収め、首位インテルとの勝ち点差を暫定で5に縮めた。
直近3試合で2勝しているトリノとの対戦。マッシミリアーノ・アッレグリ監督はニクラス・フュルクルクとクリスティアン・プリシッチを先発起用したが、前半はトリノに主導権を握る展開となった。
それでも37分、好調ストラヒニャ・パブロビッチがチームを救う。左足のアウトサイドで縦回転をかけたミドルシュートを放つと、クロスバーを叩いてゴールに吸い込まれ、ミランが先制する。
前半終了間際にジョバンニ・シメオネに同点弾を許して折り返すが、後半のスタートからフィカヨ・トモリを下げてザカリー・アテカメを投入してシステムを4−3−3とすると、ミランがペースを握った。
54分にアドリアン・ラビオのゴールで勝ち越すと、その2分後にはゴール前の密集でパスを受けたユスフ・フォファナがうまくターンし、ゴールに流し込んだ。
その後、トリノが持ち直し、84分にニコラ・ブラシッチのPKで1点を返すが、ミランが逃げ切りに成功し、勝ち点3を手にした。
ミランの主な採点
ストラヒニャ・パブロビッチ
MilanNews:7 – 先制弾は見事。パワー、精度、そして決して邪魔にならない程度の「清々しい狂気」を秘めたドライブシュートを編み出した。ディフレクションはなく、完全に彼のゴール。終盤、ブラシッチに3-2となるPKを与えたファウルは決定的にナイーブ。シメオネを完全に無視して絡みついてしまった。しかし、パフォーマンス全体としては高いレベルにあった。
スポルトメディアセット:7 – 終盤の(寛大な判定による)PK献上でチームを10分間の酸欠状態に追い込んだものの、文句なしのマン・オブ・ザ・マッチ。ラグビーのドロップキックのようなスペクタクルなゴールはパレアーリの意表を突き、今季セリエAのベストゴールの一つになり得る。
アドリアン・ラビオ
MilanNews:6.5 – トリノのゴールシーンでは、ファウルを受けた(とされる)後、自陣に戻るまで33秒も費やした。アッレグリが求める即時奪回の要求に対してはあまりに遅すぎる。とはいえ、その後は軌道修正し、文字通りボールと共にゴールへ飛び込んで勝ち越し弾を記録。彼にとってもサン・シーロでの初ゴールとなった。終盤、すべてをシャットアウトした守備も良かった。
スポルトメディアセット:7 – 中盤でダイヤモンドのように輝き、サン・シーロでの加入後初ゴールを見つけた。2度ゴールに迫った後、見事な飛び出しから均衡を破り、アッレグリを喜ばせた。彼の得点が決定的に試合の流れを変えた。
ユスフ・フォファナ
MilanNews:7 – チーム全体と同様、最初の15分間は状況を掴めていなかった。しかし、4-3-3への移行とともにパフォーマンスを上げた。後半にはサン・シーロでの初ゴールも記録。事実上、試合を決定づける決定的な一撃となった。
スポルトメディアセット:6.5 – 見事な攻め上がりからゴールを奪ったが、それ以上に素晴らしいパフォーマンスを見せた。元モナコのMFは、非常に冷静で読みも鋭く、多くの走行距離を記録した。
フィカヨ・トモリ
MilanNews:5 – このイングランド人DFにとって、前半は非常に困難な時間となった。最初のファウルですぐに警告を受けてしまう。システムが4-3-3へ変更されると、存在感を示すことができなかった。
スポルトメディアセット:5.5 – 立ち上がりから非常に神経質になっており、勢いのあるトリノを相手に読みの間違いを連発。サパタの決定機や失点の場面でも落ち度があり、早い時間帯での余計なイエローカードも相まって、ハーフタイムにアッレグリ監督から交代という「罰」を与えられた。
(→46分) ザカリー・アテカメ
MilanNews:7 – 自身の成長を証明し、事実上ミランの試合展開を変えてみせた。4-3-3への変更に伴い素晴らしいインパクトを残す。ラビオのゴールをアシストしただけでなく、トリノの守備陣を引き裂き、そのスペース配分を狂わせた。
スポルトメディアセット:6 – 彼が入ることでミランは4-3-3に移行。右サイドの守備フェーズにおいてコントロールを取り戻した。
コニ・デ・ヴィンター
MilanNews:6 – シメオネにマークにつきながら「居眠り」をしてしまい、トリノの同点弾を許したことで試合を汚してしまった。その後、試合の中で立て直したものの、チョリートに対して見せたような集中力の欠如は避けるべきものだった。
スポルトメディアセット:5.5 – 目を引くようなプレーはなく、ガッビアを恋しくさせた。トリノが次々とチャンスを作った前半、守備の綻びを露呈。ミスが多く、試合のリズムに戻るのに苦労し、あわやPK献上というリスクも冒した。
ニクラス・フュルクルク
MilanNews:5 – 「電柱」モード。ココの背後に隠れてしまい、動き出しで先手を奪うことも、プリシッチへ落としのパスを供給することも一度もなかった。先発復帰戦は散々な出来。
スポルトメディアセット:5.5 – アッレグリは彼に賭けたが、納得させることはできなかった。鈍重で機械的な動きに終始し、トリノのセンターバック陣の中に消え、イスマイリに封じ込められた。試合に微塵も影響を与えられず。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督
MilanNews:6.5 – 変化させる勇気を持っていた。もはや3-5-2は動きもメカニズムもアイデアも色褪せて見えたからだ。4-3-3への変更によって試合を動かしただけでなく、より危険で、時には楽しさすら感じさせるチームへと変貌させ、勝利を確実なものにした。
試合後コメント
マッシミリアーノ・アッレグリ監督(DAZNイタリア、会見)
審判への抗議と激昂の理由
「その場の勢いだ。私も年をとってきたし、心臓が止まってしまっては困るからね(笑)。我々にとって、今日の試合はそれほど重要だったということだ」
4−3−3への変更とアレクシス・サレマーカーズの役割
「我々のバランスを司るプレーヤーは彼だ。守備時には5バックの一角を担い、攻撃時には3トップのウイングを務めなければならない。そのため、試合終盤には疲れ切ってしまうこともある」
「今日は途中からプリシッチをワイドに配置した。相手の中央のブロックが非常に強固だったため、ピッチにスペースを作る必要があったからだ」
フュルクルクとリッチのパフォーマンス
「フュルクルクは前半、少し苦労していた。出場機会が少ない選手にとって、リズムを掴むのは容易ではない。だが後半は良くなった。身体能力に長けた選手は、継続してプレーできないと難しさが出るものだ」
「リッチのようなフィジカルとメンタリティを持つ選手は、先発でも途中出場でも、すぐに試合の空気になじむことができる。フュルクルクも後半は見事な働きを見せてくれた」
ゴールを決めたパブロビッチへの評価
「彼はそういう男だ。今夜は素晴らしい試合をした。非常に成長しているし、キャラクターも魂もある。オープンなスペースでの守備も実に見事だった」
「前半のコーナーキックでも、頭を振るのではなく真っ直ぐ叩いていれば、すでに決定機になっていただろう。彼の成長には非常に満足している」
休暇中のストライカーたちへの要望
「今週は誰にも何も求めない。中断期間に入るからね。選手たちには『お願いだから私の休みを台無しにしないでくれ、それだけが頼みだ』と伝えた。得点力不足についても、中断明けの決定的な瞬間に、アタッカー陣は必ずゴールを取り戻すと確信しているよ」
ストラヒニャ・パブロビッチ(DAZNイタリア)
「今日はゴールも決めたけど、PKも与えてしまった。まさに全部入りだね。でも、今日のMVPはフォファナさ」
「素晴らしいゴールだったけれど、少し運が良かったよ(笑)」
※ともにインタビューを受けたフォファナが「いつも練習でやっているからラッキーじゃないよ」と割り込む。
「(PKを取られたシーンは)シメオネの姿が見えていなかったんだ。腕は広がっていたけれど、彼がそこにいるとは気づかなかった。なんて言えばいいのか分からないけれど……。もしあのゴールが運によるものだと言うなら、あのPKだって同じようなものじゃないかな」
ユスフ・フォファナ(DAZNイタリア)
「前半を終えて、僕たちは攻撃面でのアグレッシブさが足りていないことに気づいたんだ。後半はより強い意欲を持ってピッチに戻ったし、その結果すぐに2ゴールを決めることができた」
「ゴールパフォーマンスはラファとプリシッチをミックスしたものだよ(笑)。彼らにゴールを捧げた……というよりは、彼らと同じセレブレーションをすれば、もっとゴールが取れるんじゃないかと思ってね。次の試合でも決めることができるかはこれから次第だね」
ザカリー・アテカメ(DAZNイタリア、会見)
「ハーフタイムにミステルが話をして、僕たちはそれに従った。僕は強い気持ちを持ってピッチに入ったし、チーム全体の動きも格段に良くなったね」
「練習では4バックも5バックも両方試している。試合展開によって状況は変わるから、それに対応できるようにトレーニングを重ねているんだ」
「僕は複数の役割をこなすことができる。僕が試合の流れを変えたと言ってくれるのはうれしいけれど、チーム全体で勝ち取った結果だ。自分自身のパフォーマンスにも、チームの戦い方にも手応えを感じているよ」
「自分が成長している実感があるから、充実しているよ。でもこれで満足したわけじゃない。もっと上を目指したいし、さらに向上し続けたいと思っている」

