ミラン、ラビオがいればスクデットペースだった?

データが示す背番号12の影響力と逆転への現実的な距離

ミランはスクデット獲得の可能性が残されているのだろうか。いずれにしても、カギを握るにはアドリアン・ラビオになるかもしれない。

昨年夏に加入したラビオが、マッシミリアーノ・アッレグリ監督のミランにとってキープレーヤーになっていることは間違いない。これは数字にもハッキリと表れている。

今季のミランにおけるラビオ先発時の戦績は、19試合で14勝4分け1敗。一方で、彼が欠場または途中出場となった10試合では3勝5分け2敗に留まっている。1試合あたりの平均獲得勝ち点に換算すると、スタメン時は「2.42」であるのに対し、不在時は「1.4」まで下落する。

この「2.42」という数字は、現在首位を走るインテルのペースをも上回る。第29節終了時点で勝ち点68を稼いでいるインテルの平均獲得勝ち点は「2.34」であり、計算上、ラビオが常にピッチに立っていればミランは首位にいたことになる。

しかし、現実は厳しい。仮に残り9試合を「ラビオ先発時」のハイペースで戦い抜いたとしても、インテルを逆転するのは困難だ。

インテルの選手層

インテルではここ4試合、ラウタロ・マルティネスが負傷により欠場しており、パフォーマンス低下が指摘されている。

だが、インテルはラウタロ・マルティネス不在時の平均獲得勝ち点が「2.17」(6試合で4勝1分け1敗)と、ラウタロ・マルティネス先発時の「2.39」と比較して大差がない。

仮にインテルが残り試合全てラウタロ・マルティネス抜き、ミランがラビオ先発のペースで勝ち点を重ねたとしても、最終勝ち点はインテルが「87.5」。対するミランは、「81.8」に留まる計算だ。

もちろん、1人の選手の先発が試合結果を左右するわけではないとしても、ラビオを欠いた試合のミランが結果を残せていないのは事実。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)参戦でより過密日程になる来季に向けて解決すべき問題であることは間違いないだろう。

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