ミラノダービー主審がセリエB送り?「懲罰降格」の真相は真逆

ドヴェーリに対するサイレントペナルティーではなく…

セリエA第28節、世界中が注視したミラン対インテルのミラノダービー。この大一番を裁いたダニエレ・ドヴェーリ主審の「次節の動向」を巡り、SNSや一部メディアで波紋が広がっている。

レーガが12日に発表した第29節の審判団割り当てにより、ドヴェーリ主審はセリエB第30節のモンツァ対パレルモを担当することが決定した。

これを受け、ミラノダービー終盤に起きたサムエレ・リッチのハンド疑惑を巡る判定が「誤審」と見なされ、実質的な懲罰降格が科されたのではないかという憶測を呼んでいる。

だが、この「炎上」とも言える議論は、実態とは乖離している。

マレッリ「ただの“釣り”」

『DAZNイタリア』で審判解説を務めるルカ・マレッリ氏は、自身のSNSでこうした騒動を痛烈に批判した。

「ジャーナリストたちは『ドヴェーリは高評価なのにセリエBに送られた』と騒いでいる。私は誰の仕事に対してもリスペクトを持っているが、これは仕事ではなく、単なる“釣り”に過ぎない」

マレッリ氏が指摘するのは、ドヴェーリ主審が担当するカードの重要性だ。

モンツァ対パレルモは、セリエBの2位と4位が激突する昇格争いの大一番である。

「セリエB最大級のビッグマッチに、審判選任責任者のロッキは誰を送るべきだったのか。経験の浅い新米か? 最も調子の良い審判を送り込むのは当然の判断だ。情報を鵜呑みにする前に、立ち止まって考えるべきだろう」

むしろ信頼の証

『MilanNews』も、この状況を補足している。 イタリアでは現在、42人の主審がセリエAとセリエBの計20試合を分担して担当している。審判委員会は各審判のコンディションや休養を考慮して割り振りを決定しており、ダービーという激闘を終えたドヴェーリ主審は本来、休養に充てられるタイミングでもあった。

そうした状況下でセリエBの上位対決に指名された事実は、懲罰どころか、審判委員会からの厚い信頼の証と言える。

同メディアは一方で、こうした不要な憶測を招いてしまう審判委員会のコミュニケーションの在り方についても、改善の余地があると指摘した。

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