ミラノダービーを落とし、自信の揺らぎに警戒すべきと語る
8日に行われたセリエA第28節ミラン対インテルのミラノダービーは、2位のミランに軍配があがった。ファビオ・カペッロが『スカイ』の番組で、この一戦を振り返っている。
ミランにとってダービー勝利が持つ意味
「インテルとの勝ち点差を縮めたこと以上に、追随するライバルたちとの距離を維持したことに大きな価値がある。もちろん、スクデット争いの行方は最後まで分からないとしてもね。マッシミリアーノ・アッレグリは、自分たちがインテルにとって厄介な存在になり始めていると口にすべきだろう」
インテルとミランの姿勢の差
「私が目にしたインテルは、どこか熱を欠き、執念が感じられなかった。対照的にミランは非常に集中していた。もしラファエル・レオンにもっと決定力があれば、さらに点差が開いていただろう」
「インテルで驚いたのはビルドアップの遅さだ。ピオトル・ジエリンスキはボールを持ちすぎる傾向にあり、ハカン・チャルハノールの不在が大きく響いた。クリスティアン・キヴ監督はこの側面を改善しなければならない」
ラウタロ・マルティネス不在の影響
「彼は自ら走り、戦い、背中で示す真のカピターノだ。今のインテルには、彼が仲間に伝播させるような闘争心が欠けている。チーム全員の目を覚まさせるような選手の存在は極めて重要だ。監督は選手に指示を送ることはできるが、ピッチ上にはリーダーが必要であり、今のインテルにはそれが足りない。ラウタロを早急に復帰させる必要がある」
直近の不振が及ぼす影響
「インテルにはまだ十分なアドバンテージがあるが、データを見る限り、安泰と言い切れるほどの余裕はないかもしれない。これは心理的な問題だ。インテルは素晴らしいカルチョを見せる時もあれば、耐え難いほどスローな局面を見せることもある」
「最近はリズムが遅く、それが相手に付け入る隙を与えている。主力の回復も必要だが、何より謙虚さを取り戻してプレーすべきだ。最近の試合にはそれが見られない。追いかける側が勢いに乗り、すべてがうまくいっている時は、内容が伴わなくても結果が出てしまうものだ。インテルは警戒を強める必要があるだろう」
キヴ監督が発信すべきメッセージ
「彼は、インテルにはまだチャンピオンズリーグとセリエAの両方で戦える力があるという確信を植え付けてきた。国内リーグでは成功したが、欧州ではボデ戦での過小評価など、いくつかのミスがあったかもしれない」
「私が心配しているのは、パリ・サンジェルマンとのCL決勝で見せたような、自分たちが強いチームであるという自信を失った時の『恐怖心』が再び出てくるのではないかという点だ。キヴはある程度までその不安を払拭していたが、今何が起きているのかは分からない。度重なる変更がチームを混乱させている可能性もある。選手たちの自信が揺らぐことこそが、最大の危機だ」
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