【ミラノダービー採点】「誰も予想していなかった」MOM ミランは高評価連発、インテルの問題はどこに…

大一番を制したのはアッレグリ監督率いるミラン

8日に行われたセリエA第28節ミラン対インテルのミラノダービーは、1−0でミランが勝利を収め、首位インテルとの勝ち点差を7に縮めた。イタリアメディアの主な選手採点を紹介する。

ミラン採点

ペルビス・エストゥピニャン

MilanNews:7.5 – 彼がダービーでゴールを決めるなど、ブックメーカーも全く予想していなかっただろうが、それが現実となった。左足から放たれたシュートは強力かつ正確にニア天井を突き、ゾマーを無力化した。彼に恩恵をもたらしたフォファナのパスは天才的だったと言える。これまで受けてきた多くの(そしてしばしば正当な)批判を、この一撃で払拭してみせた。守備でもルイス・エンヒキを封じ込め、ドゥンフリースに対しても集中を切らさなかった。ミランのユニフォームでの初ゴールがこれ以上ない喜びとなった。
スポルトメディアセット:7 – 本能か、あるいはチームの規律か、序盤は守備を重視してリスクのある攻め上がりを控え、必要な激しさを持って対応していた。しかし、いざ前線へ繰り出すと、素晴らしいゴールを突き刺してスタジアムを爆発させた。

ルカ・モドリッチ

MilanNews:7 – 彼の試合を象徴していたのは、警告を受ける原因となったファウルだ。それは彼が「決して諦めない男」であることの明白な証拠だった。膠着し、結果へのプレッシャーから緊張感の漂う一戦の中で、彼は終始居心地が良さそうに振る舞い、またしても「完全なる境地」をピッチに提示した。開始わずか2分で見せた左足のクロス気味のシュートは、わずかに枠を外れた。
スポルトメディアセット:7 – 数秒後に何が起こるかを常に予見している。サッカー界において極めて稀なこの才能こそが、40歳の彼を今なお不可欠なリーダーたらしめている所以。守備の局面を統率する際にも、その存在感は決定的だった。

マイク・メニャン

MilanNews:7 – 誰にも邪魔されずに侵入してきたムヒタリャンの決定機に対し、最後まで倒れずに踏ん張り、胸でブロックした場面は決定的だった。試合を通じて大きなセーブを強いられる場面は少なかったが、ハイボールの処理など飛び出しの判断は的確だった。
スポルトメディアセット:6.5 – 偉大なGKというのは、セーブの機会が少ない時にこそ真価が見えるものだ。ムヒタリャンに対して見せた完璧な飛び出しは称賛に値する。

ストラヒニャ・パブロビッチ

MilanNews:7 – まさに「トラクター」。主にボニーとやり合ったが、元パルマのFWは次第に危険地帯から遠ざかっていった。攻撃時にも牙を剥き、スペースへ飛び込んではミランのビルドアップに新たな選択肢を加えようと試みた。極限まで緊張感の高まった一戦における、真の戦士だった。
スポルトメディアセット:7 – いつも通りのグラディエーターのようなパフォーマンス。相手の若きアタッカー陣に自身の力を見せつけ、時に力強い持ち上がりも披露した。

ラファエル・レオン

MilanNews:5.5 – クレモネーゼ戦と比較すると一歩後退。前半は試合に入るのにひどく苦労した。後半はより存在感を示し、オープンな展開で仕掛けるチャンスもあったが、エンジンの回転数を上げる勇気が持てなかったようだ。
スポルトメディアセット:6.5 – ダービーで素晴らしい戦いを見せたいという意欲を即座に示した。ボールホルダーに対してアグレッシブに当たり、守備のタスクも厭わなかった。非常にモチベーションが高く、得意のカウンターで何度も脅威となった。

アレクシス・サレマーカーズ

MilanNews:6 – 37分、プリシッチからの完璧なアシストを受けながら、2-0とする絶好機を逸した。タイミングよく走り込み、マークを外してはいたが、右足のインサイドではなく左足でのシュートを選択してしまった。確かにビルドアップやパス出しでミスも目立ったが、特に後半に見せた守備の貢献は称賛に値する。
スポルトメディアセット:6 – いつものように豊富な運動量を見せたが、サイドでディマルコを制限するために細心の注意を払っていた。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督

MilanNews:7 – 戦術面・精神面の両方において、ダービーに向けた準備が非常にうまくいっていた。選手たちに「勝たねばならない」という重圧を感じさせなかった。後半より前半の方が出来は良かったが、2-0にするチャンスがありながら決めきれなかったのは選手の決定力の問題であり、監督に非はない。
スポルトメディアセット:7 – ビッグマッチにおいてミランはほとんどミスを犯さないが、それは監督の手腕による功績である。

インテル採点

アレッサンドロ・バストーニ

FcInterNews:6 – ウォーミングアップでピッチに現れた瞬間から、クルヴァ・ノルドのサポートの声に包まれる一方、相手サポーターからは予想通りのブーイングを浴びたが、そんな流行など微塵も気にせず、幾度となくボールに触れた。最後まで冷静さを失わず、左サイドから攻撃の推進力を供給。カウンターを阻止するために、イエローカード(と自身の足)を犠牲にする献身も見せた。
スポルトメディアセット:6 – スタジアムに鳴り響く執拗なブーイングをいつものように受け流し、締めるべき局面ではしっかりと門を閉ざした。ポゼッション局面への関与は普段より少なめで、ラビオへのファウルが原因となった負傷により交代を余儀なくされた。

アンジェ=ヨアン・ボニー

FcInterNews:5 – ジェノア戦後の負傷による懸念を払拭し、テュラムの土壇場での欠場により先発の座が回ってきた。最近のパフォーマンスは同胞よりも好調に見えていたため、絶望する必要はないはずだった。しかし蓋を開けてみれば、まるで彼こそが発熱しているかのような出来。エネルギー切れで、存在感がなく、デュエルでも精彩を欠いた。
スポルトメディアセット:5 – 怪我明けでコンディションが100%ではなかった。相手守備陣にも完璧に封じ込められ、ボールを拝める機会は極めて少なかった。

ピオトル・ジエリンスキ

FcInterNews:6 – チャルハノールの復帰後も、キヴ監督は「鉄は熱いうちに打て」と言わんばかりに好調なこのポーランド人を中盤の舵取りに据えた。同じ役割を担うモドリッチとの対決は、技術とパーソナリティがぶつかり合う刺激的なものとなった。最高の一夜ではなかったものの、対等に渡り合ったと言える。少なくとも試合の脈動を掴み続け、持ち前のキャラクターを発揮した。
スポルトメディアセット:6 – 常に味方を助ける準備ができており、献身的なランニングを惜しまず、適切なタイミングで顔を出した。周囲が必ずしも彼の動きに正しく呼応できていなかったのが悔やまれる。

ニコロ・バレッラ

FcInterNews:5.5 – ここ数週間の不調、あるいはそれ以上の停滞感も、4人のリーダー格を欠いて臨むダービーの前では言い訳にならない。キヴ監督は戦術眼よりも彼の「インテリズモ」を信じてリーダーシップを期待し、前線の若手2人をサポートするよう求めた。だが、その要求は部分的にしか満たされなかった。集中は切らさなかったものの、試合に影響を与えるには至らず、ミスも多すぎた。
スポルトメディアセット:6 – 自身の担当エリアをしっかりと埋めた。意外にもインテルが最も良いビルドアップを見せたのは彼のエリアだった。だが、決定的な閃きには欠けていた。

フェデリコ・ディマルコ

FcInterNews:5.5 – インテリスタがダービーの牽引役として真っ先に彼に期待を寄せたのは、これが初めてかもしれない。首位チームの希望であり、アッレグリのチームにとって最大の脅威であったはずだ。しかし、その脅威は適切に管理され、自慢の左足はセットプレーですら不発。絶好のポジションからの決定機を無残にフイにしてしまった。
スポルトメディアセット:5.5 – 気合が入りすぎていたのかもしれない。自分が試合の決定打になれると自覚し、序盤から証明しようと躍起になった結果、相手との距離感を測るのに苦労した。後半開始早々、伝家の宝刀であるはずの左足で決定機を逃した。

ルイス・エンヒキ

FcInterNews:5.5 – 前回対戦では経験不足を理由にベンチに甘んじたが、今回は主役として初のミラノダービーに臨んだ。指揮官はドゥンフリースが起用可能になっても、より「勢いがある」彼に信頼を寄せた。しかし、ユヴェントス戦に続く守備のミスでその信頼を裏切ってしまう。エストゥピニャンを見失い、相手の守備の欠陥を突くこともできず、先制ゴールを許すのを眺めるだけとなった。
スポルトメディアセット:5 – 今季の苦しい時期でも、守備のタスクに対する集中力だけは評価されていた。しかし今回はそれもなかった。アッレグリが「ルイス・エンヒキの背後を突け」と叫び続けていたにもかかわらず、エストゥピニャンをフリーにした。ミランの先制点はそこから生まれた。

クリスティアン・キヴ監督

FcInterNews:5.5 – 「ThuLa」を欠き、チャルハノールも万全でない中、若手コンビとベテランのムヒタリャンに託さざるを得なかった。しかし、全員が期待を裏切った。内容で上回りながらも、再び0-1でダービーに敗戦。攻撃の決定力不足と手札の少なさが響いたが、状況を打開するような変化をチームに与えられなかった。最悪の試合で手痛い足止めを食らい、昨日まで盤石に見えた優勝争いは再び分からなくなった。
スポルトメディアセット:5 – ダービーで2戦2敗、またしてもビッグマッチを落とした。修正すべき点は多い。

ミラン対インテル:ハイライト動画

Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]
セリエA公式YouTube

この記事が気に入ったら
フォローしてね!