インテルSDが語るキヴ招へいや思い出深い移籍オペレーション

「フリートランスファーは利益にならないと言われるが…」選手たちの活躍を誇るアウジリオ

インテルのピエロ・アウジリオSDが、『コルピ・ディ・マエストロ』に出演し、インテルのプロジェクトや過去の移籍市場について語った。

ディレクターとしてのキャリアと信念

「この仕事は毎日、あらゆる人から評価される宿命にある。専門知識があるかどうかに関わらず、誰もがサッカーについて自由に語れるからね。私はこの仕事を始めて28年になるけれど、振り返ってみれば、失敗よりも成功の方が多かった。そのことには心から満足しているよ」

セスク・ファブレガスとの縁と、キヴの招へい

「私にとって第二の父のような存在だったピエルルイジ・カジラギには、私がインテルでチャンスを得た時にスカウトの責任者として加わってほしいと頼んだ。実はセスクが16歳の時、彼に報告を受けて獲得に動いたことがある。ご存じの通り、当時は結局実現しなかった。彼自身も知らなかったかもしれないが、後で本人にも伝えたよ」

「最近では監督としての彼が注目されていたけれど、私は彼を常に高く評価している。若くて優秀だし、これから輝かしいキャリアを築くだろうね。ただ、インテルが彼を監督として招へいしようとした事実は一度もない」

「それは今のキヴが一番よく知っていることだ。インザーギの後任を検討した際、我々が最も信頼を寄せていたアイデアがキヴだった。彼は選手時代も、そして今も一人の人間、指導者として本当に誠実で素晴らしい男だ。育成部門での彼を知っていたからこそ、確信を持って彼を選んだんだよ」

ハカン・チャルハノールをミランから獲得

「チャルハノールについては、ミランで特殊な状況に置かれていた彼と、エリクセンの悲劇的な問題に直面していた我々の状況が重なり、わずか48時間でチャンスを掴んだ。今、彼が我々のチームで活躍していることを誇りに思う」

「昨シーズンのカンピオナートでは、ナポリに勝ち点1差で及ばず2位だった。彼らの実力は認めるべきだ。ただ、我々は誇りを持って言いたいのだが、競合相手よりも実質的に1シーズン分(23試合)も多く試合をこなしていた。これだけの過密日程を戦えば、どこかでエネルギーを失うのは当然のことだ。これは言い訳ではなく、考慮すべき事実なんだ」

ラウタロ・マルティネス獲得の舞台裏

「ラウタロのことは鮮明に覚えている。当時のインテルは難しい時期で、彼はアトレティコ・マドリーに行く流れだった。でも私は不可能を承知で動くことを決めたんだ。ミリートの助けもあって、なんとか彼を獲得することができた」

「移籍金は2000万ユーロ以下という非常に有利な条件だった。本当はもっと安く済むはずだったが、交渉の夜に彼がトリプレッタなんかしてしまうものだから、条件を練り直すことになったんだ(笑)。今では我々のカピターノであり、カルチョの宝だ。交渉ではまずクラブを満足させることから始めたのが功を奏したね」

成功した補強とクラブのプロジェクト

「コヴァチッチは今でも心に残る選手だし、ボヌッチをヴィテルベーゼからプリマヴェーラに連れてきたのも良い思い出だ。最近ではテュラムや、フリーで獲得したムヒタリャン、デ・フライ、アチェルビたちが今の成功を支えてくれている」

「『フリー移籍は転売できないから利益にならない』なんて言われることもあるが、彼らがピッチで見せるパフォーマンスこそが最大の恩恵だ」

「オーナー交代などの過渡期もあったが、我々のプロジェクトは常に『勝利』を目指している。1位になることもあれば、2位や決勝で負けることもある。でも、インテルにとって重要なのは、常に頂点を目指す場所に居続けることだ」

「スパレッティとUEFAチャンピオンズリーグの舞台に戻り、コンテで勝利の味を思い出し、インザーギでその地位を固めてきた。フリーで加入した選手たちは、技術だけでなくプロ意識や経験もチームにもたらしてくれたよ」

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