まだ死んでなかったイタリア勢
25日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出プレーオフ・セカンドレグが行われた。
前日に敗退したインテルの衝撃が広がる中、イタリア勢の意地を見せたのはアタランタだった。一方、絶望的な点差からの逆転を目指したユヴェントスは、死力を尽くした戦いを見せたものの、あと一歩届かなかった。
アタランタ、ドルトムントに劇的勝利
アタランタはボルシア・ドルトムントと対戦。敵地でのファーストレグを0−2で落としていたため、チームの実力を考えると逆転は難しいとみられていた。
しかし、開始直後から積極的に仕掛けたアタランタは、5分に先制。左からのクロスをジャンルカ・スカマッカが押し込んで幸先良く1点を返した。
勢い付いたアタランタは、ドイツの強豪を押し込んだ。45分にはダヴィデ・ザッパコスタのミドルシュートが相手に当たってコースが変わり、2−2の同点に追いついて折り返した。
後半の立ち上がりはドルトムントに決定機が訪れるも、GKマルコ・カルネセッキのセーブでアタランタが耐える。その後もピンチが続いたが、57分にマリオ・パシャリッチのゴールで逆転に成功した。
その後はドルトムントの猛攻を浴び、75分にはカリム・アデイェミにゴールを許して、再び試合がふりだしに戻る。
それでも後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。ドルトムントGKグレゴール・コベルのパスミスをパシャリッチがインターセプト。そのまま左足でクロスを入れると、ファーに飛び込んだニコラ・クルストビッチの前でラミ・ベンセバイニに阻まれ、CKとなった。
しかし、このプレーでベンセバイニがクルストビッチの顔面を蹴る形となり、オンフィールドレビューでPKに。これをラザル・サマルジッチがゴール右上のとてつもないコースに決め、アタランタが劇的な勝利を収めた。
ユヴェントスは数的不利で奮闘も、延長戦で力尽きる
ユヴェントスはトルコのガラタサライと対戦。敵地で2−5の大敗を喫しており、イタリア勢で最もベスト16進出が厳しいとみられていた。
ホームでのセカンドレグでは、立ち上がりから主導権を握り、37分にケフラン・テュラムが倒されて得たPKをマヌエル・ロカテッリが決めて1点を返す。
後半立ち上がりには、ロイド・ケリーが相手を踏みつけて退場になり、追い上げムードが削がれたかに見えたが、ここから底力を示した。
数的不利でも前に出続け、75分にフェデリコ・ガッティが決めると、82分にセットプレーからウェストン・マッケニーがヘディングでねじ込み、ついに同点に追いついた。
2試合合計5−5で試合は延長戦に突入。前半終了間際、ヴィクター・オシメンにゴールを許してユヴェントスは再び追いかける立場となった。それでも後半はチャンスもつくり、死力を尽くして最後まで諦めない。
だが、10人で戦った疲労の色は濃く、最後は力尽きた。118分にもガラタサライにゴールを許して敗戦。ユヴェントスはCLから敗退したが、スタンドのファンからは温かい拍手が送られた。
意地を見せたイタリア勢
ファーストレグ終了時、最もラウンド16進出の可能性が高いと言われていたインテルが24日に敗退し、“全滅”の危機に瀕していたイタリア勢だが、欧州最高峰の舞台で意地を見せた格好だ。
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