退場すべきはバストーニだった…?
14日に行われたセリエA第25節のインテル対ユヴェントスは、3−2でインテルが競り勝った。この一戦のキーポイントとなった前半終盤のシーンについて、議論が紛糾している。
ユヴェントスファンが怒りの反応を示しているのは、ピエール・カルルの退場シーンだ。
問題のシーンは前半終了間際。インテルのアレッサンドロ・バストーニとカルルが接触した場面で、すでに警告を受けていたカルルに2枚目のイエローカードが提示され、退場処分となった。
しかし、リプレイ映像が流れると事態は一変。インターセプトでカウンターに出ようとしたバストーニが倒れたシーンだが、映像ではカルルとの接触は非常に軽いもので、激しく倒れるほどではなかった。むしろバストーニ側が意図的に倒れ込んだようにも見えるシーンだった。
前半終了時には、ロッカールームに引きあげようとする審判団にルチアーノ・スパレッティ監督や幹部のジョルジョ・キエッリーニが詰め寄るシーンもあり、大混乱となった。
数的不利で後半を戦うことになったユヴェントスは防戦一方となり、最後まで奮闘したものの、勝ち点を得ることができなかった。
VARは2枚目のイエローカードのジャッジについて介入する権限がないため、フェデリコ・ラ・ペンナ主審の判定に批判が集まり、SNSも大荒れだ。
審判解説のグラツィアーノ・チェーザリは、「致命的なミス。2枚目のイエローカードは存在しない」と断言。「ラ・ペンナ主審はしっかり見えていたはずだが完全に見間違えた。正真正銘の大失態。むしろ、バストーニがシミュレーションで2枚目となっているべきだった」とジャッジを非難。すでに炎上しているSNSに油を注ぐ格好になった。
驚くべきは、インテル専門メディア『FcInterNews』までもが主審に最低レベルの「4点」を付け、自軍に有利な判定を「失態」と断じたことだ。
同メディアは「ペナルティーエリア付近で、ミレッティがスチッチを軽く蹴った場面を見逃した。その直後のプレーで、バストーニに対して妥当な警告が出した。これが前途多難な夜の始まりとなった。ユヴェントスを10人にしたカルルへの2枚目のイエローカード提示という失態に至った。VARプロトコルの不備により、自らの誤りを修正してもらうこともできなかった」と記している。
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