育成環境の充実を重視するマロッタ
インテルのジュゼッペ・マロッタ会長が『DAZNイタリア』の番組に出演し、インテルU23や育成政略について語った。『FcInterNews』が取り上げた。
セカンドチーム創設の背景と展望
「私はユヴェントス時代、ケルビーニと共にトリノでU23チームを立ち上げた。当初インテルでは実現が難しかったが、オークツリーの参画により、先見性あるビジョンが掲げられ、巨額ではないが重要な資金が確保されて、プロジェクトが動き出した」とマロッタ会長は語る。
今後の目標として、「1〜2年以内に、U23チームがトップチームと同様にアッピアーノ・ジェンティーレで継続的にトレーニングできる体制を整えたい」とし、「それが実現すれば、両チームが共生的に活動でき、若手のトップ昇格がよりスムーズになる」と展望を示した。
また、「たとえばコッキはチャンピオンズリーグでもデビューを果たしたし、キヴ監督自身もユース出身。意識の高さがU23を育成ツールとして機能させている」と、選手・指導者双方における内部育成の成果を強調した。
ユース出身の監督を抱える誇り
マロッタ会長は「われわれはセリエAで唯一、ユース出身の監督(キヴ)を擁するクラブであり、それはマネジメントの効率性と勇気の証」と語り、「監督のみならず、フロントや医療スタッフといった他部門でも、自前の人材を引き上げる構造を築いていきたい」と、クラブ全体の育成モデル確立に意欲を見せた。
さらに、「目指すのは、現在より平均年齢の若いチーム作り。できる限り自前の才能をトップチームに昇格させることが理想だ」と語った。
チェルシーやアーセナルは若手育成の手本になるのか?
チェルシーやアーセナルの若手育成についても言及。「チェルシーは近年モデルを変えたが、アーセナルは以前から一貫して育成に注力してきた。彼らはメルカートより新スタジアムに資金を回す決断を下し、それが結果につながった」と評価する一方で、「我々はもはや投資を止めることはできない」とも語る。
「オークツリーやレッドバードの先見性は、スタジアムに依存しない独立型のプロジェクトを進めている点にある。若手に門戸を開くという考え方は、持続可能な未来へのビジョンであり、イタリア全体が共有すべき価値観だ」と締めくくった。
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