2026冬メルカート上位陣まとめ:補強でセリエA制覇に近づいたのは?

首位快走インテルはほぼ動かず

セリエAの冬のメルカートが2日に終了した。冬の移籍市場でチーム力を高め、よりスクデットに近づいたのはどのクラブだろうか。上位陣の補強をおさらいする。

インテル

SportMediaset採点:5.5
TMW採点:5.5

インテルはイバン・ペリシッチ、ムサ・ディアビ、カーティス・ジョーンズなどの獲得に動いたが実現せず。ルイス・エンヒキとダヴィデ・フラッテージは残留し、結局大きな動きはなかった。それでも、すでに3大会を戦い抜く選手層があり、不安はそれほどない。

将来への投資は順調で、来季から合流するヤニス・マソランは有望な若手だ。また、レオン・ヤキロビッチはまだトップチーム扱いではないものの、ピエロ・アウジリオはクロアチアからの補強でハズレを引いたことがないだけに、期待は高まる。

加入

  • ヤニス・マソラン(←モデナ):完全移籍で獲得後、モデナにレンタル

放出

  • クリスティアン・アスラニ(→ベシクタシュ):トリノへのレンタル打ち切り後
  • バレンティン・カルボーニ(→ラシン・クラブ):ジェノアへのレンタル打ち切り後
  • トマス・パラシオス(→エストゥディアンテス):レンタル
  • フランコ・カルボーニ(→パルマ):エンポリへのレンタル打ち切り後

ACミラン

SportMediaset採点:6.5
TMW採点:6.5

メルカート開始と同時に登録したニクラス・フュルクルクは、ミランの前線に不足していたものをもたらした。

当初は最終ラインの強化も話題になっていたが、1月の試合でコニ・デ・ヴィンターが自信をつけている様子もあり、補強は見送った。

最終日に獲得を目指していたジャン=フィリップ・マテタは、メディカルチェックで問題が発覚して見送った。これが問題となるかどうかは、今後を見守るしかない。

今冬最高の動きは、GKマイク・メニャンの契約更新だ。夏にフリーで離れる可能性が高かった守護神を説得できたのはビッグネームを獲得したこと以上に大きな成果だと言える。

加入

  • ニクラス・フュルクルク(←ウェストハム):レンタル
  • アルファジョ・シセ(←エラス・ヴェローナ):獲得後カタンザーロにレンタル
  • マグヌス・ダルピアツ(←バイエルン・ミュンヘン)

放出

  • ケヴィン・ゼローリ(→ユーヴェ・スタビア):モンツァへのレンタル打ち切り後

ナポリ

SportMediaset採点:6
TMW採点:5.5

予算の都合でメルカート終盤まで動けなかったナポリは、選手層を劇的に改善することができなかった。

即戦力で獲得したのは、エラス・ヴェローナのジオバネ。今季前半戦の活躍が話題になったアタッカーなだけに注目度は高い。ただ、「シリル・ンゴンゲ2.0」になるのではないかという不安の声もある。

スポルティングCPから加入したアリソン・サントスはブレイクの可能性はあるとしても、実績に乏しく、まだ評価は難しい。

ノア・ラングとロレンツォ・ルッカの放出は、夏の補強の失敗を認めたのと同義。早く見切りを付けたという点では評価されるかもしれない。

いずれにしても、アントニオ・コンテ監督は限られた選手層でシーズン後半戦を戦うことになる。

加入

  • ジオバネ(←エラス・ヴェローナ)
  • アリソン・サントス(←スポルティングCP)

放出

  • ノア・ラング(→ガラタサライ)
  • ロレンツォ・ルッカ(→ノッティンガム・フォレスト)
  • シリル・ンゴンゲ(→エスパニョール)
  • ルカ・マリアヌッチ(→トリノ)

ユヴェントス

SportMediaset採点:6
TMW採点:5

ジョアン・マリオを放出して、エミル・ホルムを獲得し、右サイドに安定感が生まれそうだ。また、ケナン・ユルディズの控えにジェレミー・ボガを迎えた点も評価できる。

一方で、前線補強が決まらなかったことは不安要素だ。ジョナサン・デイヴィッドの調子が上がってきたことで乗り切れる可能性はあるが、『TMW』は「スパレッティにはもっとふさわしい補強が必要だった」としている。

同メディアは、夏に獲得できなかったランダル・コロ・ムアニをターゲットとした時点で厳しい交渉になることは分かりきっていただけに「ユヴェントスにしては珍しいミスで、重大なエラーと言わざるを得ない」と酷評した。

加入

  • エミル・ホルム(←ボローニャ)
  • ジェレミー・ボガ(←ニース)

放出

  • ドグラス・ルイス(→アストン・ヴィラ):ノッティンガム・フォレストへのレンタル打ち切り後
  • ダニエレ・ルガーニ(→フィオレンティーナ)
  • ジョアン・マリオ(→ボローニャ)

ASローマ

SportMediaset採点:7
TMW採点:7

ドニエル・マレンはジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が求める特長を持った選手であることが明らかで、すでにチームに適応している。

ロビニオ・バズはポテンシャルの高さを垣間見せた。また、メルカート閉鎖間際に加入したブライアン・サラゴサも卓越した技術を武器に良いオプションとなりそうだ。

メルカート初期に話題となったジョシュア・ザークツィーやジャコモ・ラスパドーリは逃したものの、とにかくマレン獲得のプラスがマイナス要素を補って余りある印象を受ける。

コモやアタランタも的確な動きを見せたため、簡単なシーズン後半戦にはならないことが予想されるが、トップ4入りへの意欲を感じさせる補強となった。

加入

  • ロビニオ・バズ(←マルセイユ)
  • ドニエル・マレン(←アストン・ヴィラ)
  • ブライアン・サラゴサ(←バイエルン・ミュンヘン)
  • ロレンツォ・ヴェントゥリーノ(←ジェノア)

放出

  • エドアルド・ボーヴェ(→ワトフォード):契約解除後
  • トンマーゾ・バルダンツィ(→ジェノア)
  • レオン・ベイリー(→アストン・ヴィラ)

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