クルヴァ・ノルドではなくインテルクラブの会員による犯行
クレモネーゼのGKエミル・アウデロが、クラブ公式SNSを通じて、無事を報告した。
アウデロはセリエA第23節で古巣インテルと対戦した際、インテルのファンが陣取るスタンドから投げ込まれた爆竹・発煙筒の直撃に遭った。その後プレーを続けたものの、アウデロの状態には心配の声が相次いでいた。
アウデロは「心配してくれてありがとう。昨日は耳が痛く、ひざに火傷も負ったけど、今日は問題なく起きられたよ」とコメント。「映像を見返したら、もっと悲惨なことになっていてもおかしくなかったと思う。残念だけど、こういったことは時々起きてしまうものだね」と述べた。
プレーを続けたアウデロには称賛の声が集まっている。クレモネーゼがチームを引き上げさせていれば、没収試合となり、インテルが0−3で敗戦という扱いになっても不思議ではなかった。
インテルへの処分は?
インテル陣営は試合後、すぐに暴挙へ反発するコメントを残したが、もちろん処分は避けられない見通しだ。
2日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、高額な罰金に加えて、アウェーゲームでの観戦禁止や、サン・シーロでのゴール裏スタンド閉鎖といった処分も検討されている。
処分は3日に決定する見通しだ。
犯人は40歳の男
主犯格はすでに特定されている。クルヴァ・ノルドのメンバーではなく、そのほかの“暴徒”による犯行だとされている。2発目の爆竹を投げ込む前に周囲に止められたため、手の中で爆発し、指を3本失って病院に搬送された。
『アンテナ・スッド』によると、犯人は40歳の男。かつてインテルクラブ・フォルリーの会員だったが、同クラブの精神に反する行為が複数回あって追放され、現在はインテルクラブ・サンマリノの会員だったという。
この事態を受けて、インテルクラブ・サンマリノのアンドレア・タマニーニ会長が、『MoW』のインタビューでコメントを残した。
アウデロに向けて爆竹を投げた人物と、指を失った人物は同一人物か
「絶対にそうだとは断言できない。わかっているのは、うちのメンバーの一人が手に持っていた爆竹で指を吹き飛ばされたということ。間違いなく愚かな行為だった。おそらく同一人物だとは思うが、確実なことは言えない」
最初の投擲後に乱闘が始まった場所と、2度目の爆発が起きた場所は異なるようだが?
「その点についてははっきりさせる必要があると思っている。言い訳に聞こえるかもしれないが、本当のことを言うと、そのとき私はその場にいなかった。爆発音を聞いて現場に戻ったら、すでにアウデロが倒れていた。それから2度目の爆発があって、うちの仲間の一人が爆竹で手を負傷したと知らされた」
ノルドは、犯人特定のためにすぐ警察と話をしたようだが?
「私が、ウルトラスに『自分に任せてほしい』と頼んだ。うちのメンバーの誰かがやったとわかっていたからだ。ノルドの誰も関わっていないとはっきりDigos(治安警察)に伝えた。こんな馬鹿な個人の行為で、クルヴァ全体を犯罪者扱いするのはおかしいと思ったからだ」
ウルトラスはすぐ「インテルクラブのメンバーの仕業」だと主張したが?
「クラブの会長として、私の責任だと思っている。そのことは、ウルトラスのメンバーにも警察にも伝えた」
ユヴェントス戦は無観客になる可能性もある
「今朝、一部のウルトラスと話した。何とか彼らを守ろうと努めてきた。彼らは無関係だ。制裁を決めるのは規則であり、組織だ。たぶん、レッジョ・エミリア(インテルが次節サッスオーロと対戦する場所)へのチケット販売は停止されたままになるだろう。この件に関して、私にできることは何もない」
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