2025年を勝利で締めくくりたいインテル指揮官、補強については…
インテルは28日、セリエA第17節でアタランタと対戦する。クリスティアン・キヴ監督が前日会見で2025年最終戦への意気込みを語った。
アタランタは調子を上げている
「アタランタ戦は、監督が誰であろうと常にタフな試合だった。ガスペリーニとともに重要なものを築き、同じアイデンティティを保ってきた。競争力のあるチームで、ヨーロッパリーグも制している。最近はパッラディーノの下で、勝利とアイデンティティの両立という点で安定感を得ている。簡単ではない。アタランタ相手は決して楽ではないし、彼らの強度と縦への速さに対して、我々は賢く、勇敢でなければならない。セカンドボールを取りに行き、限られたチャンスを確実にものにする必要がある」
移籍市場の交渉にはどのように向き合うか?
「あと5日ある。監督としては、メルカートについて話すのは常に難しい。それは、今いる選手たちに対して失礼になるからだ。監督が皆さんの前に出て、何が足りない、何が必要だと言うことはない。それは、手元にいる25人が十分でないと言うことになる。ここまでにしておこう」
2025年の総括と、2026年に期待することは?
「私自身のことではなく、チームとクラブについて話したい。この数カ月で経験したことだ。昨季の終わり方やこれまでの経緯もあり、最初は難しかったが、競争力を取り戻すためにできることはすべてやってきた。過去の失望や欠点を置き去りにし、軌道に乗り、戦術面・精神面でこのグループに必要なものを加えようとしてきた」
「完璧ではないが、シーズンの流れを左右する要素を改善しようとしている。良いこともあれば、そうでないこともあった。グループとしても個人としても欠点を減らそうとしている。12月とはいえ、工事中だと言うのは簡単ではないが、競争力を持ちたいチームは、常に野心を保たなければならない」
リヤドから持ち帰れる他のポジティブな要素は?
「満足していると言ったらウソになるが、現実として、近年ボローニャはインテルにとって常に簡単な相手ではなかった。私は後半、内容の質という点で非常に満足している。ボローニャは、アグレッシブさと強度で誰にとっても難しい相手だ。アタランタに少し似ている。良いものは見えたし、さらに加えていかなければならない。何度も言っているが、常に勝てるわけではない。正しい鍵と刺激を見つける必要がある。削るのではなく、加えたい。多くするのではなく、より良くしたい」
ドゥンフリース不在で問題が生じているが、ルイス・エンヒキが最終的な解決策か? それともディウフ?
「すべての選手の責任は重要だ。ルイス・エンヒキは新加入で、これまでと異なる環境に来たことで、細かい点まで評価や批判を受けている。彼にとって簡単ではないが、この状況でインテルにふさわしくないとは思わなかった。自分の仕事をし、チームに貢献した」
「もちろん、積極性や期待値が足りなかったと言うこともできるが、ピッチで見せたものは他の選手より劣っていたわけではない。デンゼルは得点面も含めて重要な選手だが、ルイス・エンヒキをゴール数だけで判断してはいけない。彼の資質を最大限に発揮できるよう、時間を与える必要がある。ありがたいことに、彼にはその資質がある」
昨季は右サイドの緊急事態でフラッテージが解決策として話題になったが、考えているか?
「いや、一度もない。カルロス・アウグストやアンディ・ディウフでいくつか実験はした。彼はフィジカルや勇気という点で、その役割を解釈できる」
「ダヴィデについては、あくまでセカンドトップとして、ボックス内に入っていく役割しか考えたことがない。理由はいろいろあって、予想より出場時間が少なかったかもしれないが、すべてを話すことはできない。いくつかのことはロッカールームに残しておかなければならないし、真実をすべて話すことはできない。正当化する必要もない」
「その役割のためにルイス・エンヒキを獲得し、チームに適応するのが簡単ではない中で、まずまずの仕事をしている。最近はディウフが途中出場し、右サイドに不足していた、特にドリブルで仕掛けてゴールを狙う部分で重要なヒントを与えてくれている」
チャルハノールは先発復帰の準備ができているか
「チャルハノールはリヤドでの準決勝前に練習していたが、出場しなかった。その後もトレーニングを継続していて状態は良い。明日に向けて起用可能だ」
「ペポ(マルティネス)はリヤドで良い兆しを見せてくれた。残念ながら決勝に進めなかったが、もし進んでいれば彼が出ていた。1月にまた彼を見ることになる」
アレクサンダル・スタンコビッチはクラブ・ブルッヘで良いパフォーマンスを見せているが、将来的にインテルへの道は正しいと言えるか?
「彼のことは本当にうれしい。父親や家族と並んで、私は彼の一番のティフォーゾだ。小さい頃から知っているし、指導できた幸運もあり、いくつかの価値観を伝えることができた。スイス、そしてベルギーと、へその緒を切るようにしてこの道を選んだ」
「ブルッヘは彼を強く欲しがった。彼は賢い選手で、チームとその野心を理解している。我々は大きな関心を持って見ている。下部組織出身で、ネラッズーリの色を血に持って生まれた選手だし、非常に高いレベルでプレーしている姿を見るのはうれしい。スカウティング部門が強い関心を持って見るに値するパフォーマンスをしている」
インテルはカンピオナートで首位、CLもトップ8。あとは直接対決での結果か
「我々はフラストレーションや不条理、外からどう見られているかという認識よりも強くならなければならない。我々の目的は一つ、モチベーションの面で何かを加えることだ。過去に多くを成し遂げてきたチームの特長や骨格を削ることなく、だ」
「一度に多くを加えるのは簡単ではない。我々は段階的にやってきた。何が足りず、何を加えるべきかは分かっている。決意と責任感を持って取り組んでいるし、勇気を持ってコンフォートゾーンや自分たちの確信から外に出ることも受け入れている。直接対決で足りなかったものを加えるためだ」

