まずは目の前のボローニャに集中するインテル指揮官
インテルは19日、スーペルコッパ・イタリアーナ準決勝でボローニャと対戦する。クリスティアン・キヴ監督が前日会見で報道陣の質問に答えた。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]インテルは1年以上タイトルから遠ざかっている。この大会が転換点になるか?
「これはタイトルを懸けた大会で、たった2試合しかない。我々は一戦一戦、野心と覚悟を持って臨まなければならない。チームは成長し、証明していく必要がある。目標に向かうための正しい野心を持っている。せっかくこの場にいるのだから、たとえそれにふさわしくないと言われようと、新しいフォーマットを活かすしかない。これは我々とミランに与えられたプレゼントだ。最後まで全力で戦う」
決勝に進めば回復日は1日少ないが、メンバー選考に影響は?
「チャルハノールは起用できる。先発か途中出場かは様子を見て判断する。回復時間が短くても、我々はそういう状況に慣れている。もちろん1日多く休めれば理想だが、まずは明日の試合に集中したい」
ほかのチームに比べて遅い到着。昨日サウジに入った理由は?
「寒すぎたからだ(笑)。私が到着を今日にしたいと希望した。フライトが6時間に時差2時間あるからね。そういう選択だった」
インテルは近年ボローニャに苦しめられている。その理由は?
「私自身にとっては何も変わらない。評判を求めているわけではないから。勝てれば選手たちが報われると思う。私は日々の成長を楽しんでいる。我々はイタリア中、そしてヨーロッパで何かを示そうとしている。選手たちは人間的にも素晴らしく、称賛に値する」
「ただプロとしてはピッチで証明しなければならない。我々は7日間毎日努力している。それがタイトルを勝ち取るチームを作る道だ」
「ボローニャはどのチームにとっても厄介な相手。ミハイロビッチやチアゴ・モッタの頃からそうで、今のイタリアーノ監督の下でも同じだね。エネルギーのあるチームだ。バストーニも言っていたように、そのエネルギーに負けないようにしなければならない」
昨季の3つの決勝敗退について
「インテルが3つの決勝を落としたというのは違う。スーペルコッパは前のシーズンの話だ。このグループを指導できるのは誇りだ。悔しさの中でも全員が真剣に取り組んできた。団結していて、勝ちたいという気持ちが強い。我々スタッフも情熱と自信を取り戻せるよう最善を尽くしてきた。サッカーは素晴らしい反面、理不尽でもある。だが、我々は常に胸を張ってピッチを後にしている。なぜなら毎日の努力があるからだ」
強豪相手との直接対決に改善の余地はある?
「ボローニャを挙げてくれたが、ローマ戦の勝利にも触れてほしい。我々は相手に関係なく試合の難しさを理解している。その上で、自分たちにできる最大限を出すしかない。誰も何も与えてくれない。全てを出し切ったと自信を持って言えるように、ピッチを後にしたい。我々には勝ちたいという欲と野心がある。簡単ではないが、全試合でそれを目指している」

