ディウフに続いて急速にフィット中
インテルは9日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6戦でリヴァプールと対戦する。ルイス・エンヒキは、この一戦にどのような形で出てくるだろうか。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]ルイス・エンヒキは今年夏の新戦力だが、適応に苦しんできた。それでも、コッパ・イタリアのヴェネツィア戦でまずまずの活躍を見せると、第14節のコモ戦ではラウタロ・マルティネスのゴールをアシストし、インパクトを残し始めている。
実際、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はコモ戦の選手採点でルイス・エンヒキをマン・オブ・ザ・マッチに選出。「ラウタロのゴールをアシストし、もう1点もほぼアシスト。ウイングバックの動きを理解し、ペリシッチのように、80メートルのピッチ幅全体を動き回った」と称えた。
さらに同紙は8日の記事で、「ルイス・エンヒキがついに“開花”した。彼はアッピアーノで積み重ねた練習が報われることを願い続けてきたが、ようやくその収穫期が訪れている。戦術理解が進み、これまで秘めていた“予想不能性”を発揮した」と言及した。
また、『コッリエレ・デッロ・スポルト』も、「コモ戦のパフォーマンスは自信を注入するきっかけになった。ようやく内向的な姿勢から一皮むけるかもしれない」と、ブレイクのときが近いとしている。
インテルのレジェンドであるジュゼッペ・ベルゴミは、『スカイ』の番組内でルイス・エンヒキについてコメント。「コッパ・イタリアでエスポジトがゴールを決めたとき、ベンチメンバー全員がルイス・エンヒキを抱きしめて喜んでいた。正直なところ、私もルイス・エンヒキには懐疑的だった」と語り、チームのサポートが新戦力を支えていると指摘した。
一時は1月の放出候補とも言われていたルイス・エンヒキだが、いまではインテルが残留を決めたと伝えるようになってきた。
デンゼル・ドゥンフリースとマッテオ・ダルミアンの負傷離脱が長引くインテルだが、その間にルイス・エンヒキとアンディ・ディウフが急速に適応を進めていることは、チームにとって大きな収穫と言える。

