ミラノダービーに続いて敗戦
インテルは26日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5戦でアトレティコ・マドリーと対戦し、敵地で1−2の敗北を喫した。イタリアメディアの主な選手採点を紹介する。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]インテルは立ち上がりに好機をつくったが、アトレティコ・マドリーに先制を許す。9分、インテルの左サイドからクロスが入ると、カルロス・アウグストが戻りながらスライディングでボールに触れたが、これをファーに走り込んだフリアン・アルバレスが押し込んだ。主審はハンドのジャッジをしたが、オンフィールドレビューでハンドなしとし、得点が認められた。
インテルは後半立ち上がりにアンジェ=ヨアン・ボニーとのパス交換で抜け出したピオトル・ジエリンスキが流し込んで同点に追いつく。
その後はどちらも得点が生まれず、このままドローかと思われたが、アディショナルタイムに落とし穴が待っていた。CKからホセ・マリア・ヒメネスに強烈なヘディングシュートを決められ、インテルは敗れた。
インテルの主な採点
ヤン・ゾマー
FcInterNews:5.5 – グリーズマンとの1対1を防ぐ好守もあったが、全体的には冴えない夜。フリアン・アルバレスのゴールには責任はないが、プビルのシュートに反応できず、ヒメネスのヘディングに対しても何もできなかった。
スポルトメディアセット:6 – アトレティコの得点には関与せず、失点はノーチャンス。グリーズマンやプビルのシュートに冷静に対応した。
カルロス・アウグスト
FcInterNews:5.5 – 右サイドで再起用されたが、攻撃の推進力に欠けた。ポジションは保ったものの、深さへの走り込みは乏しく、味方も徐々に彼を使わなくなった。アトレティコの先制点の場面では不運な跳ね返りもあった。
スポルトメディアセット:5.5 – 左利きながら右サイドでは苦戦し、縦への仕掛けやクロスに結びつけられなかった。終盤に左へ移ってからはやや持ち直した。
ラウタロ・マルティネス
FcInterNews:5 – アルゼンチン代表の同僚であるフリアン・アルバレスを前に燃えたが、内容は乏しかった。見せ場はディマルコへのパスくらいで、攻撃への貢献は物足りなかった。
スポルトメディアセット:5.5 – 闘志や運動量は見せたが、ゴール前での決定力を欠き、チームの得点力不足の一因となった。
フェデリコ・ディマルコ
FcInterNews:6.5 – 再三チャンスを作り、直接FKや強烈な左足シュートで攻撃を牽引した。ラウタロのアシストを受けての決定機もあった。守備面ではフリアン・アルバレスに苦しめられたが、全体的には攻撃面で強い存在感を放った。
スポルトメディアセット:7 – チームで最も危険な存在の一人。4本のシュートでゴールに迫り、うち2本はムッソの好守に阻まれた。攻撃の中心として躍動した。
ピオトル・ジエリンスキ
FcInterNews:6.5 – 狭いスペースでもボールを扱う技術を見せ、パス交換で守備をかいくぐった。守備対応には課題があったが、見事なタイミングでゴールを決めた。
スポルトメディアセット:7 – インテル加入後で最高の出来の一つ。攻守両面で存在感を示し、ボニーとの連係から生まれたゴールも見事だった。
アンジェ=ヨアン・ボニー
FcInterNews:6.5 – 攻撃面で目立ちはしないが、体を張ったプレーでファウルを獲得し、ボールを収めて味方を助けた。特にジエリンスキへのアシストは秀逸で、持ち味が発揮された。
スポルトメディアセット:6.5 – シュート機会は少なかったが、前線で戦い抜き、チームに貢献。ジエリンスキのゴールをアシストし、価値あるプレーを見せた。
クリスティアン・キヴ監督
FcInterNews:5.5 – 内容的には互角以上だったが、またしても勝ち点を落とした。ボニーを下げる判断が遅れ、後半の失速と采配の遅れが響いた。カルロス・アウグストの右ウイングバック起用も再び裏目に出た。
スポルトメディアセット:5 – 内容は悪くないが、ミスが多く、それを確実に突かれる展開が続いている。シメオネのように試合を変える采配はできなかった。

