現時点で1月の補強は考えず
インテルでは、GKヤン・ゾマーの後継問題が繰り返し取り沙汰されている。『トゥットスポルト』は、ミラノダービーでのミスを受けて晩年のサミル・ハンダノビッチを思い起こすと記した。
「12試合で4敗は少し多すぎる」とクリスティアン・キヴ監督も認めており、インテルは思うように勝ち点を重ねられていない。
ユヴェントス戦、エラス・ヴェローナ戦、そして今回のミラン戦は、いずれも守護神のミスが勝ち点に直結していることはインテルにとって悩ましいところだ。
同紙は、現役引退間際のハンダノビッチのようなパフォーマンスの下降傾向を指摘し、インテルの不安要素に挙げた。
26日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のアトレティコ・マドリー戦はゾマーがゴールを守るが、その後は不透明で、セリエA次節のピサ戦では再びジョゼップ・マルティネスを起用する可能性があると記事は伝えた。
ジョゼップ・マルティネスは安定したパフォーマンスでプレーした際の評価は上々だが、10月28日に高齢男性が死亡する交通事故にかかわってからは試合に出場していない。精神面を含めたコンディションは、今なお未知数だ。
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インテルは現時点で1月の補強に動く予定はないものの、エリア・カプリーレとノア・アトゥボルの状況は逐一チェックしているという。
ヴィヴィアーノは酷評
かつてインテルでもプレーしたエミリアーノ・ヴィヴィアーノは『ラジオ・ラジオ』でヤン・ゾマーのミラノダービーでの失点について、次のように語った。
「良くない、最悪だ…。ゾマーの手首の動きは許されない。私はアルベルトージやランドゥッチといったマエストロから正しい弾き方を学んだ。正面ではなく、外に的確に弾くことだ」
「このような、技術的なことができておらず、並外れた身体能力に頼ったGKを見ると、私はイライラしてしまう」

