ミラノダービーの収穫に言及するキヴ「ほかの敗戦とは違う」 シメオネには敬意も「劣っているとは思わない」

対等な気持ちでCLの重要なゲームへ

インテルは26日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5戦でアトレティコ・マドリーと対戦する。クリスティアン・キヴ監督が試合前日会見で意気込みを語った。

Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]

ミラノダービーで敗れたあと、今この時点でさらに見たいものは?

「敗戦の意味を分析するなら、もう少し話す必要があるが、私はクオリティ、姿勢、意欲を評価したい。そういった面での我々の成長ははっきりしている。もちろんまだ足りない部分もある。ローマ戦を除けば直接対決ではほとんど結果を出せていない。でも、私は自信を持っている」

負傷から復帰したマルクス・テュラム

「今日はとても良いトレーニングをしていたし、強度もあった。当然注意は必要だが、3週間しっかり準備してきたし、ミラン戦では90分間プレーできた。最後の5分は少しフィジカル的に落ちたが、精神的には常に試合に入っていた。明日、最終判断する」

敗戦がいつも同じようなパターンに見えるが、戦術的な問題もある?

「私にとって敗戦はすべて同じではない。常に積極的な姿勢を持っているからだ。トリノ、ローマ、ナポリ戦ではミラン戦よりも多くの隙を見せていた。ミラン戦では堅実で、相手にプレーさせなかった。そこは評価すべき点で、他の敗戦とは違う」

「ただの敗戦ではあるが、そこに何かを加えることができた。ただそれだけでは足りなかった。今後はさらに何かを加えて、この直接対決の壁を破らなければならない。我々はしっかりトレーニングしているし、チームは生きている。高いレベルに戻りたいという意欲がある」

ディエゴ・シメオネについて

「彼より優れているとは思わないが、劣っているとも思わない。彼はここで14年やっているが、私は自分が劣っているとも優れているとも思っていない」

これまでよりも強敵になる

「CLの重要な試合だ。今までの試合が簡単だったという人もいるが、CLに簡単な試合はない。ポイントを取って持ち帰らなければならない。明日の試合も簡単ではないし、これまでの試合もそうだった」

ダービー後、選手たちに何を伝えた?

「引き続き努力を続けようと伝えた。アレッサンドロ(バストーニ)は試合後に『3-0で負ける方が、支配して1-0で負けるよりマシ』と言っていたが、それが正しいかは分からない。私は監督として良い部分を見て、フラストレーションをどうコントロールするかを考えなければならない。残念ながらミラン戦では内容だけでは足りなかった。普段は言わないが、このスポーツでは運も重要だ」

シメオネと彼の守備的な考えについて

「彼と対戦したかどうか今思い出しているが、正直覚えていない。ただ彼のキャリアはずっと見てきた。イタリアでもアルゼンチンでも。彼がカターニアを指揮していた頃、選手として彼と対戦したことはある。いつも自分の考えを持っていたし、14年間ここにいるのは簡単なことではない。親善試合でも対戦して、試合前に挨拶した。彼は良い言葉をかけてくれて、少し話した。彼の方が経験豊富だ。私はまだ髪が黒いが、それも長くはないだろう。彼のような素晴らしいキャリアを歩めるよう願っている」

この記事が気に入ったら
フォローしてね!