ラビオの出場を明言するミラン指揮官
23日にセリエA第12節インテル対ミランのミラノダービーが行われる。ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が試合前日会見に臨んだ。
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「素晴らしい夜になるだろう。インテル対ミランには、ミラノの歴史的なライバル関係がある。素晴らしい試合になる。私は最初は良かったが、その後引き分けがあり、そして4試合連続で負けた。インテルはナポリと並んでスクデットの本命だ。直近12試合のうち11試合に勝っている。技術的にもフィジカル的にも優れた選手がそろっているが、ダービーはいつも特別だ」
アドリアン・ラビオは?
「出場する」
ミランは強豪相手の方が成績が良い。自信につながるか
「私は常に信頼している。明日は非常に難しい試合だ。強いチームとの対戦であり、こういう試合を戦うために我々は準備している。準備段階からアドレナリンが溢れる。うまくいくか、あるいは相手が上回るか、それは試合の中で見えてくるものだ」
イタリア代表について
「カンピオナートを一時中断するならプレーしない。それが代表の助けになるならそうするべきだと思う。リーノ(ガットゥーゾ)は良い仕事をしている。ワールドカップに行ける可能性は十分にある。中断すればそれは代表にとって有利になる」
インテルに近づいたことは? マロッタとの関係は?
「皆が知っていることだが、私がユヴェントスに戻ったあの年、一晩で決断を迫られた。ユーヴェに行くか、インテルに行くか、あるいはレアル・マドリーに行くか。マロッタ会長とは大きな成功を分かち合ったし、今も彼はインテルで素晴らしい仕事をしている。試合に勝つには現実的で具体的であるべきだろう」
ブックメーカーではインテルが本命とされている
「まず、どの試合も0-0から始まる。インテルはフィジカル・技術的に優れた強いチームだが、我々もそうだ。彼らはフィジカルが強く、良いシュートもあるし、ボックス内でのバリエーションも豊富だ。イタリアで最も枠内シュートが多く、最もシュートを許さないチームでもある。正しい試合運びが必要になる。こういうビッグマッチでは、ディテールが勝敗を分ける」
ラファエル・レオンとクリスティアン・プリシッチがセリエAで初めて先発で共演する
「明日の欠場者はアテカメ(ふくらはぎ)とヒメネス(足首)だ。他の選手は問題なくコンディションも上がっている。これは明日にも、そして3月まで続く過密日程にもプラスだ」
キヴとインザーギの違いは?
「特徴は似ている。チームの骨格もほぼ同じだ。キヴは初のビッグクラブで素晴らしい仕事をしている。チームに一体感がある。インザーギとの違いは大きくない。選手もほとんど同じだ」
ダービーの鍵は個のデュエルか?
「デュエルに勝てば、勝率が上がる。パルマ戦では後半にそれが少なかったために引き分けた。明日は戦術・技術・フィジカルすべてが高いレベルで要求される試合になる。順位を一歩前に進め、クレモネーゼ戦の敗戦以降の良い流れを伸ばすためにも準備が必要だ」
サンティ・ヒメネスについてはスタッツ以上の価値がある?
「重要な存在だ。多くのゴールを決めてミランに来た。シーズン途中の1月末に加入し、言葉も通じない、新しいサッカー文化で、簡単な状況ではない。今年は8月5日に代表から戻り、良いプレーをしていた。今は足首に問題があるが、サッカーでは状況が一瞬で変わる」
ラウタロ・マルティネスについて
「彼は今、世界でもトップクラスのフォワードの一人だ。特定の試合を決定づける成熟度を持っている。注意を払う必要がある。テュラム、ボニー、エスポジトもいて、インテルは本当に強いチームだ」
ダヴィデ・バルテザーギとペルビス・エストゥピニャンのどちらを選ぶか?デンゼル・ドゥンフリースの不在は影響するか
「影響はしない。今日決める予定だ。エストゥピニャンは50日間の離脱明けにパルマで復帰した。バルテザーギは代表で2試合90分ずつ出場し、昨日は良い練習をした。試合は長いので、両方必要になるかもしれない」
ダービーに勝てば何が変わるか?
「良い一週間を過ごせる。勝てば気分が変わる。選手たちにもいつも言っている。『良い結果を出して、気持ちの良い日々を送ろう』とね」
ストラヒニャ・パブロビッチ対アレッサンドロ・バストーニ
「パブロビッチは成長している。試合に出るたびに、成長し、改善していく。彼は前に出るタイプの特性をずっと持っていたが、ゴール前での注意力に関しては、まだ時々欠けているところがある。そこは改善すべき点だ」
今季のミランはFKから1得点、CKではゼロ。セットプレーをどう考えている?
「71本蹴って得点がない。でも、もしかしたら、明日は2本蹴って2点決めるかもしれない。カルチョとはそういうものだ」

