イタリア代表は完敗に終わったがピオ・エスポジトへの期待はさらに膨らむ
イタリア代表は2026 FIFAワールドカップ(W杯)ヨーロッパ予選でグループの2位となり、プレーオフに回ることが決まった。ノルウェー代表に完敗したイタリア代表には厳しい意見もあるが、その中でフランチェスコ・ピオ・エスポジトの活躍はポジティブなニュースと言える。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]17日の『Viva El Futbol』で、ダニエレ・アダーニがノルウェー戦の“名解説”に言及した。
この一戦でピオ・エスポジトは11分に先制点を決めた。後半の4失点でアッズーリは敗れたものの、『Rai』で解説を務めていたアダーニは「アーリング、ピオのことを知っているかい?」と興奮気味に呼びかけたことが話題になった。
ノルウェーのエース、アーリング・ハーランドは試合前日の会見でピオ・エスポジトについて問われ、「こういうと怒られるかもしれないけど、正直なところ、よく知らない。でも、イタリア代表でプレーしてインテルでプレーしているなら、質の高い選手ということだ」と率直に語っていた。
これを受けてアダーニは、ピオ・エスポジトのゴール時にハーランドに問い掛けた。
その真意を番組内でアダーニは次のように振り返った。
「ハーランドから何かを奪うつもりはない。そもそも彼は予選1試合あたり2ゴールを決める怪物だからね。とにかくピオを祝福すべきだった。世界最高のナンバー9が、彼を“名指し”したんだ」
「私のような仕事をするなら、敬意とユーモアを込めて、それを拾うべきだと思った。『ナイスゴール。良いシュートでしたね。ボールがゴールに入りました。エスポジトのゴールです』——そんな当たり障りのないコメントじゃつまらないだろう?」
「私は点と点を結びつけたい。エスポジトが、サン・シーロで、ハーランドの前でゴールを決めた。それは、技術的なこともそうだが、感情的にも歴史的にも強調すべきことだった」

