セカンドチーム誕生で若手育成が加速するか
インテルのスポーツディレクター補佐を務めるダリオ・バッチンとインテルU23のステファノ・ヴェッキ監督が、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、育成プロジェクトについて語った。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]インテルU23は発足1年目ながら、セリエCでまずまずのスタートを切っており、第13節まで終えて6勝4分け3敗という戦績だ。首位のヴィチェンツァが独走中だが、2位以下の上位は混戦となっている。
ヴェッキは「オーナー陣はトップクラブがやっていることに注目しており、単一の流れの中で才能を育てる重要性を理解してくれた。これにより、我々もより大きな責任を感じている」と、オークツリーの存在が大きかったことを強調した。
また、「我々はキヴと同じ3-5-2でやっている。トップチームのスタイルを踏襲することは非常に有益だ。ここから選手が昇格するとき、すでに慣れ親しんだシステムで始めることができる。キヴとは絶えず連絡を取り合っており、トレーニングの質を高く保つことに努めている。それが実を結ぶかどうかは、時間が経てば分かるだろう」と語った。
バッチンはU23発足にあたり、「このカテゴリーに精通していて、かつ若手に詳しく、このクラブを理解している人材を探していた。それがステファノだ」と述べた。「彼はプリマヴェーラで指導し、若手とベテランの融合を知っている。シーズンを総括するにはまだ早いが、現時点での成果には満足している。勝ち点の面だけでなく、選手の成長も評価している」とここまでの歩みにも手応えを感じている様子だ。
そして、「我々の目標は、このカテゴリーに定着することだ。そして、毎シーズン1人をトップチームに昇格させることだ」と述べた。

