父アゴスティーノがテクニカルディレクター、若手育成に意欲
サルヴァトーレ・エスポジト、セバスティアーノ・エスポジト、フランチェスコ・ピオ・エスポジトのエスポジト3兄弟が、ヴォルンタス・ブレシアの株式を100%取得したことを発表した。『ジョルナーレ・ディ・ブレシア』などが11日に報じた。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】ヴォルンタス・ブレシアは、アンドレア・ピルロらを育てたことで知られるロベルト・クレリチが設立したクラブ。クレリチに見出されたことが、のちのインテル加入につながった3兄弟は、2018年に亡くなった巨匠への感謝を込めて決断を下した。
会見にはサルヴァトーレとセバスティアーノが出席した。
サルヴァトーレは「このクラブのオーナーになれたことは夢の実現とも言える。僕たちを信じてくれたクレリチへの感謝の印なんだ」と語った。
セバスティアーノは「これまでクラブの株式の50%を持っていたけど、今回100%になった。それは感謝の気持ちからなんだ。クレリチから教えてもらった価値観を、今のこどもたちに伝えていきたいと思っている」と述べた。
さらにイタリア代表招集のため不在のピオについては「いまは弟にとって大事な時期だから、僕たちで守ってあげないと。もちろん弟もこのプロジェクトに不可欠で、全ての決定は弟も含めて行っているよ」と語った。
3人の父であるアゴスティーノは、テクニカルディレクターとしてヴォルンタス・ブレシアに携わっている。

