インテル指揮官のオフの予定も明らかに
9日に行われたセリエA第11節でインテルはラツィオをホームに迎え、2−0で勝利した。クリスティアン・キヴ監督が試合後に『DAZNイタリア』と記者会見で残したコメントを『FcInterNews』が伝えている。
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「これは、彼がチームのために積み重ねてきた努力の成果だ。心が落ち着いているときはゴールが生まれやすいし、リーダーとしても自然体でいられる。彼は常にチームへの情熱を持ってプレーしている。それを本人が理解していることが大事だ。彼はチームを引っ張る存在であり、私としてはそんな選手を指導できてうれしい。ゴールを決めるかどうかは関係ない、彼の存在自体が大きい」
インテルの試合を観て、楽しめているのでは?
「入り方が良かったし、相手がいつでも危険を作れるようなチームだったにもかかわらず、主導権を握ろうとする姿勢が気に入った。やるべきことを正しく理解し、それをしっかり実行できた」
スチッチやカルロス・アウグストのように、レギュラーではない選手たちも成長している
「彼らのことは本当に大事に思っている。我々には22人の選手がいて、全員が自分とチームのために努力している。状況によっては、交代や変更によってバランスが崩れることもあるし、お互いの連係もゼロから作り直さなければならない。でも、彼らはチームの現実を受け入れ、ここまでの道のりの中でうまく順応してくれている。今の自分の立ち位置も理解しているし、まだまだ大きな伸びしろがある選手たちだ」
先制点の場面で見せたバストーニのアグレッシブさは素晴らしかったです。リードしたあとも攻撃的な姿勢を保っていました。数年前のインテルとは違う
「3日に1回試合があるなかで、こういう姿勢を保つのは簡単ではない。重要なのは“タイミング”を読むことにある。選手たちがそれを理解し、試合の中で表現してくれたのは彼ら自身の意識の高さによるものだ」
次はミランとのダービー。準備はどう進めるか
「今夜は家族と過ごして、NFLを観る。まだ残っている試合をいくつか観て、少し休養も取るつもりだ。代表に行く選手たちはそれぞれ頑張ってほしいね」
「私は、残る選手たちを3日間トレーニングして、その後の週末はオフになる予定。妻と娘たちとどう過ごすかを考えないといけないね。みんなが戻ってきたら、ダービーまでに使えるのは2日間しかない」
ハカン・チャルハノールの評価は?
「攻撃面については、プレッシャーを回避する方法はいくつかある。今日は低い位置と高い位置、それぞれにプレーメーカーが必要だった。でも、プレッシャーを突破するためにウイングバックを使う方法は分かっていた。ボールを素早く回せば相手を困らせることができた。もう少し我慢強くプレーしてもよかったかもしれない。試合は成熟していたし、主導権を握ろうという意志もあった。勝利を楽しみたい」
最近はセンターバックの起用を変えているが、序列はないのか?
「私は全員を巻き込みたいと思っていて、序列はない。みんながレギュラーだと感じるべきだし、もし私が彼らの力を証明させてあげなければ、いざという時にうまくやってくれと頼んでも意味がない。チームはそのことを理解していて、私が正直であろうとしていることも評価してくれている。選手たちは良いトレーニングをしているし、その人間的な側面も大事にしている。全員が関われることが重要だ。私は幸運だと思っている」
なお、キヴ監督はクリスティアン・ヴィエリとともに、16日に行われる史上初のスペイン開催試合となるNFLのゲームを観戦する予定とのことだ。

