カイラト・アルマトイに2−1で勝利
インテルは5日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4戦でカイラト・アルマトイに2−1で勝利を収め、4連勝を飾った。4戦全勝はインテルを含めて3チームのみとなっている。
前評判通り、インテルは立ち上がりから主導権を握るが、なかなか決定機を活かせなかった。それでも45分にラウタロ・マルティネスが粘り強くねじ込んで、先制して折り返す。
後半に入ってセットプレーから同点弾を許し、CLでの無失点が途切れてしまうが、67分にはフランチェスコ・ピオ・エスポジトのポストプレーからカルロス・アウグストがミドルシュートを決め、これが決勝点となった。
イタリアメディアによるインテルの主な採点を紹介する。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】インテル、カイラト戦の主な採点
カルロス・アウグスト
FcInterNews:6 – 試合前は攻撃参加を期待されていたが、相手のカウンター対応に追われる場面が多かった。目立った攻撃参加は少なかったが、エスポジトのアシストから左足で強烈なシュートを決め、スタジアムの不安を払拭。ただし、その後ビルドアップで危ういミスもあった。
TMW:6.5 – エジミウソンに多少苦しむ場面はあったが、要所ではしっかり対応。2-1と突き放す得点を決めたことでチームを救った。
ラウタロ・マルティネス
FcInterNews:6 – 幾度となくゴールを逃し、相手GKにも阻まれる苦しい展開。さらには味方のシュートを体でブロックしてしまう不運も。それでも粘り強くプレーを続け、ハーフタイム直前にようやくゴールを奪った。
TMW:6.5 – 序盤から積極的にゴールを狙い、相手GKソロキンの好守に阻まれる場面も。前半終了間際には執念で先制ゴールを決め、悪い流れを断ち切った。
デンゼル・ドゥンフリース
FcInterNews:5.5 – 全体的にプレーに精彩を欠き、目立つ場面も少なかった。唯一印象に残ったのは終盤のプレーで、右サイドではなく逆サイドから飛び込み、先制点に関与した場面。後半は前向きな姿勢を見せたが、スペースは限られ、判断も慎重すぎるか精度に欠けることが多かった。
TMW:5 – 先制点に関与したが、同点弾ではマークが緩く責任を問われる場面も。普段の攻撃的なプレーは影を潜め、決定力にも欠けた。
マルクス・テュラム
FcInterNews:6 – 出場時間は短かったが、スピードを活かした突破やポゼッションに貢献。久々の出場としては及第点の内容。
TMW:6 – 空中戦でのヘディングや左足のシュートなど、限られた時間内で積極的なプレーを見せた。サン・シーロのピッチでの感覚を取り戻した印象。
ダヴィデ・フラッテージ
FcInterNews:5 – 意欲は見せたが、結果がまったく伴わなかった。得意とする味方からのパスを引き出す動きのためのスペースはあったものの、活かしきれず。エリア内では自ら足を引っかけて転倒し、その後も不格好なドリブルで滑ってチャンスを逸するなど、試合の中で自分の居場所を見つけられなかった。
TMW:5 – ポジショニングが不安定で、ジエリンスキやバレッラに負担をかける場面も。攻撃にも絡めず、存在感が希薄だった。
ニコロ・バレッラ
FcInterNews:5.5 – プレーメーカーとしての役割を担ったが、得意の展開力は影を潜めた。中盤でのデュエルでは劣勢に回る場面もあり、普段より早めにボールを離すなど、らしさが見られなかった。一方で素早い戻りで何とかバランスを保つ場面も。
TMW:6 – 大きな見せ場はなかったが、一定の安定感は保った。雑なパスもありつつ、試合にしっかり関与した。
クリスティアン・キヴ監督
FcInterNews:6 – 攻撃力の高い試合展開が期待されたが、終わってみれば最小得点差の勝利。ラウタロを引っ張り続けた判断が結果につながった。失点後も冷静に試合を立て直し、適切な交代策を講じた。
TMW:6 – 明らかに格下の相手に対し、最低限の仕事をこなして勝利。これで4連勝を達成し、難しい試合に備えての土台を築いた。

