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インテルの誤算…。ルイス・エンヒキは沈黙、ディウフは蚊帳の外

チームの良い流れに乗りていない新戦力2人

インテルは2日のセリエA第10節でエラス・ヴェローナに勝利し、勝ち点3を積み上げた。アディショナルタイムのオウンゴールによって辛くも勝ち切ったが、その内容には課題も多く、今後に不安を残すものだった。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、この試合で先発出場したルイス・エンヒキのパフォーマンスを酷評している。

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過密日程の続く中、インテルは右サイドにルイス・エンヒキを起用。前半に1本、バストーニへの惜しいクロスを送ったものの、それ以外での存在感は乏しかった。得意のドリブルで仕掛ける場面はなく、守備に奔走する姿勢ばかりが目立った。

『ガゼッタ』は採点でチーム最低の「5」を与え、「バストーニへの教科書のようなクロス。それだけ。ドリブルは皆無。2300万ユーロの投資は、数的優位を生み出すためのものだったが、現時点ではハズレ」と辛辣に記している。

レギュラーであるデンゼル・ドゥンフリースとは、タイプが異なるため、単純な比較はできない。だが、ルイス・エンヒキは個人技での打開を期待された新戦力であるにもかかわらず、自ら仕掛ける姿勢に欠けるところは、クラブやファンの失望を招いている。

また、同紙はルイス・エンヒキ以上に存在感がないアンディ・ディウフにも言及した。

22歳のディウフは、ここまでカンピオナートでわずか2試合に途中出場したのみで、プレータイムは計26分。評価を下す以前に、ピッチに立つ機会そのものが限られている。

夏のメルカートでインテルは、フィジカルに秀でたセントラルMFの補強を狙っていたはずだが、現実には昨季とほぼ変わらない中盤でシーズンを戦っている状況だ。

クリスティアン・キヴ監督は先月、「最初は新しいチームへの適応で少し遠慮がちだったが、少しずつ打ち解けている」と語っていた。それでも、現時点でディウフはターンオーバーの対象にもなっておらず、戦力としては構想外に近い立ち位置にいる。

フランチェスコ・ピオ・エスポジト、アンジェ=ヨアン・ボニー、マヌエル・アカンジといった新戦力が活躍しているインテルは、まずまずのシーズンスタートを切った。だが、全てが順調というわけではない。

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