エラス・ヴェローナは28試合無敗
インテルが2日に行われるセリエA第10節のエラス・ヴェローナ戦に向けて準備している。『スカイ』が10月31日の練習を様子から、スターティングメンバーにいくつかの変更があると予想した。
フィオレンティーナ戦からは各ポジションに1つずつ変更がありそうとみられる。最終ラインにステファン・デ・フライが入り、左ウイングにはカルロス・アウグスト、前線にアンジェ=ヨアン・ボニーが起用されそうだ。
マルクス・テュラムは全体練習に合流しているものの、ヴェローナ戦での招集は不透明で、ラウタロ・マルティネスの先発は濃厚とみられる。
『Opta』によると、インテルはセリエAでエラス・ヴェローナに直近28試合無敗という成績を誇る。インテルにとってこれ以上長い無敗記録を持つ相手は1961年から1977年にかけて30試合負けなしだったサンプドリアだという。
ビセックは解決策になるのか
10月31日の『コッリエレ・デッロ・スポルト』は、インテルの守備にフォーカスし、フィオレンティーナ戦のヤン・ビセック起用の意図を掘り下げた。
インテルは9試合で11失点している。ウディネーゼ戦、ユヴェントス戦、ナポリ戦の3試合で失点が増えた一方でクリーンシートも多く、安定感に欠ける側面が見られる。
その一因が、クリスティアン・キヴ監督の高いライン設定であるとした。それを実行するためにはチーム全体がコンパクトであることが肝心で、予備的なマークを常に機能させる必要がある。これがうまくハマらないと、ナポリ戦のような展開を招くとした。
ビセックをフィオレンティーナ戦で起用した意図はここにあるとみている。ビセックはインテルの守備陣でマヌエル・アカンジと並んで最もスピードの速い選手であり、シモーネ・インザーギ監督体制でも試したことがある。
いまでもビセックは突如として集中を切らす場面がある点は課題とされるものの、フィオレンティーナ戦のパフォーマンスには高い評価が集まっており、これからオプションの一つになる可能性はあると指摘した。
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