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キヴ「インテルは困難を乗り越える義務がある」 ビセックへの助言、スチッチの成熟、周囲の雑音にも言及

フィオレンティーナ撃破で再び勝利の道へ

インテルは29日、セリエA第9節でフィオレンティーナと対戦し、ホームで3−0と快勝した。クリスティアン・キヴ監督が試合後に『スカイ』『DAZNイタリア』『インテルTV』で残したコメントを『FcInterNews』が伝えている。

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【インテル採点】フィオレンティーナ戦で高評価を受けたのは?

ナポリ戦後の白星

「我々にはリアクションをする義務があった。チームには強さがあり、決定的な存在になろうとする意志もある。今日はその中で、勝つために正しいことをやることができた。ティフォージのためにも本当にうれしい」

ハーフタイムに何を話した?

「選手たちには、もっとペナルティエリア外からシュートを打つように言った。最初のゴールはその通りになったね。我々は試合の流れを理解し、成熟した対応ができた。チームには自分たちの力を証明したいという気持ちがある」

スチッチの可能性を感じた? ゴール後の喜び方もすごかった

「私もここ数カ月は落ち着いていられなかった。彼のゴールは本当にうれしい。彼は万能型のMFで多くのポジションができるし、走力もある。エリア内に入った時のテクニックと冷静さは今日見せてくれた。我々は彼の働きとチームへの貢献に満足している」

「完成度の高いMFで、若いが質がある。22歳には見えない、まるで30歳のような成熟さを持っているね」

スチッチのゴール後、選手たちと一緒に喜びそうになっていたが止めた?

「伝えたいことがあって、ちょうど良いタイミングだった。気に入らなかったことを伝えた。審判の方々には申し訳ないが、彼らも人間だし、理解してくれると思う」

インテルの周りに敵の雑音がある?

「興味はない。そんなものにエネルギーを使うのは無駄だ。私はこのプロジェクトに全力で取り組んでいるし、チームの足りない部分をメンタル・フィジカル両面で補うようにしている。それが我々の責任だ。他人が何を言おうと、何をしようと関係ない」

このチームを率いる上で一番楽しい部分は?戦術の管理か、選手たちとのやり取りか?

「自分のことを語るのは好きではないが、以前は色々と修正すべき点に不安を感じていた。今は少しずつだが楽しめるようになってきているよ」

チャルハノールの得点は、チームの支配力の象徴と言えるか

「ハカンのクオリティには疑いの余地がない。必要だったのは正しいモチベーションと、夏の困難を乗り越えること。今は、リーダーシップを持った万能型MFとしての実力が出ている。彼だけでなく、ほかの中盤の選手たちの出来にも満足している」

ヤン・ビセックのセンター起用

「ヤンのことはうれしく思っている。彼に対する私の見方はずっと同じで、中央でプレーできると考えていた。ベルギーでも試したし、今日はケーンのような難しい相手に対して再び起用した」

「水を飲みに来たときに『迷ったら、特に相手にフリーでボールを持たれているときは、前に出ようとせず、裏を取られないように』と伝えた。何を許してよくて、何を許してはいけないかを理解するのが大事。私とスタッフの役目は、それを理解させることにある」

「ハイラインを保つ勇気は常に重要だが、そのリスクも理解しなければならない。迷ったら前に出るのではなく、裏に下がるべきだ。それが私のルールで、現役時代もそうしていた。速さではビセックにかなわないが、経験から学んだことは選手たちに教えられる」

最初の交代が77分。信頼の表れ?

「ハーフタイムで求めた反応が見られた。だから交代の必要はなかった。選手の動きが良かったし、監督としてはどこを変えるべきか、どこを変えないかを見極めなければならない。交代については表に出ない部分もある。最初は2人を替える予定はなかったが、60分頃に思い通りにいかない部分があり、それを修正した。我々は忍耐強く戦い、結果的に“私のゴール”が生まれた。監督の仕事は、それが上手い下手ではなく、試合の分析に基づいて判断することだ」

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