未勝利フィオレンティーナは19歳フォルティーニが先発の可能性
インテルは29日に行われるセリエA第9節でフィオレンティーナと対戦する。試合当日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が予想スターティングメンバーなどを伝えた。
インテル予想先発
インテルはマルクス・テュラム、ヘンリク・ムヒタリャン、マッテオ・ダルミアンらが負傷により欠場するほか、前日事故にかかわったジョゼップ・マルティネスが不在になる。『ガゼッタ』は、チーム全体がショックを受ける中で、クリスティアン・キヴ監督がチームの集中力を高めることは困難だとみている。
だからこそ、交通事故の被害者であるパオロ・サイベネさんに捧げるためにも、ジョゼップ・マルティネスに寄り添う意味でも勝利が求められるとした。
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もちろん、順位表でも勝ち点3を勝ち取ることは重要だ。28日の試合でナポリが勝利したため、暫定で勝ち点差は6となっており、なんとか食らいつきたいところ。
『ガゼッタ』は、インテル絡みで一つネガティブなデータを取り上げている。セリエA過去50年間で、開幕から8試合で3敗したチームでスクデットを獲得したのは、2015/16シーズンのユヴェントスのみというものだ。とはいえ、ナポリ戦前までは良い流れできていただけに、一つの出来事で崩れることは避けたい。
『ガゼッタ』はスタメン予想において、『ターンオーバーは限定的』としている。過密日程が続くが、勝ち点3が求められる状況で大幅な変更はリスクが高いため、小規模な変更にとどまる見込みだ。
ヘンリク・ムヒタリャンの代役はペタル・スチッチかピオトル・ジエリンスキになる。FWはラウタロ・マルティネスが不動。相棒はフランチェスコ・ピオ・エスポジトが有力だが、同紙の予想では「ピオ・エスポジト51％：ボニー49％」としており、五分五分の状況だ。
フィオレンティーナ予想先発
フィオレンティーナは夏の大型補強もハマっておらず、未勝利と困難が続いており、一刻も早く結果が欲しい。フィオレンティーナは10日前にサン・シーロでミランと対戦し、終了間際のPKで勝ち点を逃したという苦い記憶がある。
ステファノ・ピオリ監督は、最近の試合で出続けているパブロ・マリを外して、ピエトロ・コムッツォを起用する可能性がある模様。また、フィジカルコンディションが万全ではないロビン・ゴゼンスではなく、最近の試合で好印象を残している19歳のニコロ・フォルティーニが抜てきされるかもしれない。
前線はモイーズ・ケーンとアルベルト・グズムンドソンが濃厚だが、エディン・ジェコがコンディションを上げているとのことで、試合展開次第では途中から入ってくることになりそうだ。
不振が続くフィオレンティーナだが、まだピオリ監督解任の雰囲気はない。『ガゼッタ』も、インテル戦の結果がピオリの将来を左右することはないとしている。
一方で、ダニエレ・プラデーSDがダニエレ・デ・ロッシと接触したという噂も出ており、不振が続くとどうなるか分からない。それでも、フィオレンティーナは3年契約でピオリを招へいしており、まだクラブとの信頼関係にひびは入っていないものとみられている。
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