型通りのコメントに終始しないインテル指揮官 ディウフやルイス・エンヒキにも言及
インテルは25日に行われるセリエA第8節でナポリと対戦する。クリスティアン・キヴ監督の試合前日会見の様子を『FcInterNews』が伝えた。
以前から在籍している主力たちは、かつての監督と対戦することになる
「何か溜まっているものがあるのか、ということだろうか? 質問の意図がよく分からない。特別に何か言う必要はないと思っている。コンテは5年前の監督で、その間にインザーギとともに2つ目のステッラを獲得し、チャンピオンズリーグでも2度決勝に進出した。うれしいことも苦い経験も経てきたし、今さらコンテとの対戦を理由に特別なモチベーションが生まれるとは思わない」
「我々はインテルであり、ここ数年で築き上げた自分たちをしっかり認識している。我々が何者であり、どうありたいかの自覚がある、それで十分だ。素晴らしいシーズンを送りたいという野心があるし、これまで築いてきたプロジェクトを前に進めたいと思っている」
ルイス・エンヒキの出場時間が少ないが?
「ルイス・エンヒキの話をするなら、さらに厳しく言えばディウフの方がもっと出ていないね。彼らは真面目にトレーニングに取り組んでおり、この時期を乗り越えようとしている。質のある若手で、メンタル面でもまだまだ成長の余地がある」
「今のところイタリアのカルチョにフィットしているとは思わないが、それが起用しない理由ではない。試合が立て込んでいたため、個別に細かく説明する時間を取れなかったのが正直なところだ」
「責任は私にある。彼らは真面目に取り組んでいるし、いずれ精神的な面でも乗り越えてくれるはず。クオリティはあり、それを日々見せてくれている。少しずつ、出番はやってくるし、もっと試合で見ることになるはず」
監督としてビッグマッチを準備するのと、選手として準備するのでは違いがある?
「私の経験から言えば、どんな試合でも同じように準備しなければならない。そうしないと目標に継続して到達することはできない。自分たちが他より優れていると先入観で考えるようでは、タイトルは取れない。そういう姿勢では、いざビッグマッチに臨んでもどうしていいか分からなくなるものだ」
「私が選手の頃、試合よりトレーニングの方が厳しいグループもあった。これは事実だ。しかし、それでもきちんと試合の準備はしていた。勝利は決して当たり前のものではない。勝ち取るものだ。大事なのは“瞬間”をどうマネジメントするかだね」
ラウタロはボニーと、あるいはピオ・エスポジトと組むことになるか?彼にとって違いはある?
「私からすれば何も変わらない。ただの数字にすぎない。ボニーはテュラムに似ていると思う人もいるが、ピオはピオで誰とも似ていない。互換性のある4人のFWがいて、組み合わせを変えてもパフォーマンスに影響はない」
「彼らは献身的な選手たちだ。ベストな組み合わせというものは存在せず、今シーズン序盤でそれをしっかり示している。共存できるし、互いのスペースを邪魔することもない」
ナポリがもたらす脅威については?
「過去に何があったかは関係ない。大事なのは、明日は昨季の王者と2位が対戦するということだ。両チームとも非常に高い野心を持っていて、激しい試合になると思う。どちらも勝利を目指して、強い思いで臨むはずだね」
この試合が示すべき答えとは?
「昨シーズンとの比較はできないが、現実を見る必要はある。一方はスクデットを獲った、もう一方はそうではなかった。今はまだ第8節だが、野心とライバル意識は確実に存在する。ナポリはイタリア、そしてそれ以上に重要な存在で、過去3年で2度スクデットを獲得している。だからこの試合は、両者が自分たちの野心を示そうとする戦いになる」
CL後に2日間の休養を与えた
「休みを与えたことに理由が必要だろうか? 私は当然のことだと思っている。チームにとって最良のトレーニングは休息だ。多くの選手が代表戦で家に戻ることもできなかった。ローマから朝5時に戻り、ベルギーでも3日間を過ごした。時には家族と過ごすための最低限の休みが必要だ。常に同じことばかりしていてはダメで、選手たちのプロ意識と責任感を信頼している」
この試合がシーズンを左右する試合になるか?
(外で誰かの叫び声があり、)「休みはあまり効果がなかったようだね(笑)」
「重要な試合であることは否定しない。現実として、重みのある勝ち点であり、シーズンの行方に影響を与えるかもしれない。ただ、今の段階ではまだ何も決まらない。インテルもナポリも2敗している。ミランは唯一6勝しているが、引き分けもある」
「まだ第8節だ。この試合の重要性を理解する必要がある。大事な試合だが、すべてが懸かっているわけではない。正しい情熱を持って臨まなければいけない。簡単な試合にはならないし、相手のメンタル状態も良くないかもしれない。我々は、精神的にも肉体的にも準備を整えて、素晴らしいパフォーマンスを見せる必要がある」
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】
