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ムラッティエーリ「インテル時代に後悔はない──あるとすれば、あの1年」

イタリア2部からスペイン2部へ渡った元期待の若手FW

今年夏にスペインのデポルティボに加入したサムエレ・ムラッティエーリが、『TMW』のインタビューで新天地でのキャリアを語った。

インテルの下部組織で育ったムラッティエーリは、2022/23シーズンにレンタル先のフロジノーネで12ゴール4アシストを記録してブレイク。2023年夏にサッスオーロに完全移籍するも、セリエAでは結果を残せずチームとともに降格すると、2024/25シーズンはサッスオーロで9ゴール4アシストを記録するなど活躍し、この夏にデポルティボにレンタル移籍した。スペイン2部リーグではここまで8試合に出場し、1ゴールを挙げている。

今月25歳になったムラッティエーリが、さまざまなテーマについて語った。

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セリエBでは常に結果を出してきたが、セリエAでは苦しんだ。不運だっただけか、それとも1部で戦うには準備不足だったのか

「僕はセリエAでもやれる準備はできていると思っている。あのシーズンは、間違いなく僕自身にも責任がある。もっとチャンスをうまく活かすべきだった。ただ、そんなに多くのチャンスがあったわけでもない。スタメンで出たのは1試合だけで、それもすでにチームが降格したあとの最終戦だった。だから、自分が準備できていなかったとは思っていないけど、そのレベルに到達するためにはもっと成長が必要なのは確かだね」

インテルからサッスオーロへの移籍について。当時は大きな話題になった。それが圧力になった?

「プレッシャーを感じたとは言えない。僕にとっては大きなチャンスだったし、自分の価値を証明してセリエAで存在感を示す機会だと思っていた。人が何を言っているかは気にせず、ただサッカーに集中していたよ」

あなたがミラノにいた頃、もしインテルU23チームがあれば、成長に役立ったと思う?

「それは分からないけど、プリマヴェーラでオーバーエイジとしてプレーした1年はすごく助けになった。前年はあまり試合に出ていなかったし、オファーもそんなに多くなかった。その年がターニングポイントになったと思う。自分の力に自信を持てるようになったし、プロの世界へ進むための土台ができた」

キヴ監督のもと、いまのインテルでは若手が多くのチャンスを得ている。もし彼のような監督が当時いたら、あなたにとっても違う結果になったのでは?

「後悔はしていない。今の若手たちはとてもレベルが高いし、自分を彼らと比べたいとは思わない。当時はコンテ監督がインテルを率いていて、僕も何度か彼のトレーニングに参加したけど、良い感触だったのを覚えている」

「後悔があるとすれば、プリマヴェーラ1年目の自分のパフォーマンスかな。あの年はあまり良くなかったし、もっとやれたと思っている。自分らしさを出せていなかった。2年目は全力を尽くしたし、それが結果にもつながって得点王も取れた。他には特に後悔はないよ」

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